M36 (天体)
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M36 | |
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星座 | ぎょしゃ座 |
観測データ | |
種別 | 散開星団 |
赤経 (RA, α) | 05h 36.1m (J2000.0) |
赤緯 (Dec, δ) | +34°08' (j2000.0 |
距離 | 4100光年 |
視等級 | 6.0 |
視直径 | 12 |
物理的性質 | |
直径 | _ 光年 |
色 (B-V) | _ |
絶対等級 | _ |
特性 | _ |
その他の名称 |
NGC 1960 |
250px |
M36(エムさんじゅうろく、メシエさんじゅうろく)別名NGC1960は、ぎょしゃ座にある散開星団である。
距離4100光年。直径は約13光年。約60個の星からなる。
観測史
1654年にジョヴァンニ・バチスタ・ホディエルナが発見した。
1749年ルジャンテュは「星雲とよぶにはふさわしくない。おうし座の北の角の上にあり、数個の星をみるには12フィートの望遠鏡を要する」と記した。
1764年シャルル・メシエは「ぎょしゃ座の星の群れ。φに近く3.5フィートの普通の望遠鏡では星は見にくい。星雲状のものを含んでいない」とした。
特徴
ぎょしゃ座にある、M36・M37・M38の3つの散開星団の中では最も小さい。しかし明るい星が多いので、条件が良ければ肉眼で見みることができる。双眼鏡では星雲を交えた星団のように見える。口径6cmの望遠鏡では星は10数個程度しか見えないが、十分に楽しめる。
中心部の星の並びはS字形になっている。口径10cmの望遠鏡では色の違いが分かってくる。また、ぱらぱらとした2本の星の流れが見えてくる。