Jリーグ RADIO

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Jリーグ RADIO(じぇいりーぐ らじお)はニッポン放送制作のJリーグラジオ中継の題名。

本稿では、上記Jリーグ中継のほか、ニッポン放送制作のサッカー中継全般にも触れる。

概要

ニッポン放送では天皇杯全日本サッカー選手権大会JSLカップトヨタ ヨーロッパ/サウスアメリカ カップといった日本で開かれるサッカーのビッグトーナメントを中継してきた実績を買われ、1992年Jリーグヤマザキナビスコカップ以後、1993年4月からはJリーグ主催公式戦の民放ラジオ独占中継(「Jリーグ スーパースタジアム」)を展開した[1]。この時に土曜日の15時台から17時台の中継枠を確保するため、『ゴッドアフタヌーン アッコのいいかげんに1000回』『タモリの週刊ダイナマイク』がそれぞれ放送時間を繰り上げ、土曜日17時台に放送されていた『斉藤由貴 ネコの手も借りたい』が日曜日の夕方の時間に移動するなどの大幅な改編が行われた。Jリーグ中継の無い日は、この枠で『山田邦子 涙の電話リクエスト』が放送されていた。

これを2001年のスポーツ振興くじ(toto)の発売に併せて「Jリーグ totoゴール・スタジアム」としてリニューアルし、更に2005年ごろから現在の題名に改めたもので、原則的には土曜日に開かれるJ1リーグの試合の中から注目される好ゲームを選んでニッポン放送のスタッフが現地に赴いて実況中継を展開するというものである。またニッポン放送ショウアップナイターハイライト(ナイター終了後のクッションプログラム)などでもJリーグの全ての結果を知ることができる。

また、日本代表に絡む主要試合についても(W杯予選キリンカップ・サッカーなど)ニッポン放送が地上波ラジオ放送独占中継を行っているほか、2012年からは女子代表の試合の中継も開始した。ただし、放送権独占の対象外となる天皇杯全日本サッカー選手権大会の決勝戦については、共催であるNHKのほか、TBSラジオ文化放送といった競合他社でも並列で中継される。

2012年現在、Jリーグ・日本代表とも原則としてニッポン放送ローカルでの放送[2]であり、Jリーグのナイトゲーム中継はプロ野球ナイターの開催予定がない場合のみの放送としている一方で、サッカー日本代表戦の中継がある場合には、本来放送すべきプロ野球中継(平日ならNRNナイター、土・日ならMBS向け[3])を、重複時間帯に限り裏送りに廻して、サッカー日本代表戦の方を優先的に中継する。

  1. 初期の頃は一部在京ラジオ局にも中継権を販売したこともあった。現在も自社で放送しないカードを文化放送が中継することがある。
  2. かつてはプロ野球オフシーズンおよび試合のない日時の試合(特にW杯予選)を一部NRN系列局にネットすることがあった。天皇杯全日本サッカー選手権大会については現在も一部の地方局にネットしている。
  3. ナイター中継中止、ないしは元からナイターのない日のレインコート(予備)番組も平日に関しては同様であるが、この場合は18時台の『まいにちとことんプロ野球』も関東ローカルとして、ネット局向けには『ナイタースペシャル』本編を18時からの3時間枠で送ることが多い。週末はLF・MBSともナイターはネットするも、予備番組は各局別の番組を組む

放送時刻

原則的には、土曜デーゲームは14時55分から17時まで。ナイトゲームは19時から21時まで。

  • 延長Vゴールがあった時は放送時間を最大30分延長していたこともあった。
  • ごく稀に、祝日に開催されるデーゲームの中継を行うことがある。
  • J1優勝争いや残留争いの終盤の14時一括開催の時は13時55分からO.A(その場合、『辛坊治郎ズーム そこまで言うか!』は55分に短縮される)し、優勝争い、J1残留争いに関わるチームのあるすべての会場にニッポン放送アナを派遣する。
  • プロ野球中継の予定が組まれていない場合、夜開催の試合を放送することがあるほか、プロ野球のナイターが全て屋外球場の場合には、Jリーグ中継が最後尾予備として編成されることがある(ただし中継は関東ローカルであるため、予備からの昇格の場合、平日のNRNナイターネット局へは「サウンドコレクション」を裏送り、土・日の毎日放送は自主制作のスタジオ企画に差し替えることになっている)。
    • なお、野球中継枠を使って放送する場合は『ショウアップナイタースペシャル』の第2部という扱い(第1部は18時台の『まいにちとことんプロ野球』)で放送されるが、日曜開催のナイトゲームについては『ショウアップナイター』を休止扱いとし、独立番組として放送する。ジングルのコールも前者は「ニッポン放送ショウアップナイタースペシャル・Jリーグ RADIO」、後者は「ニッポン放送 Jリーグ RADIO」と異なる。
    • 以前にはナイターオフシーズンにも、土曜日19時からのナイトゲーム中継があった。
  • 2009年現在、Jリーグ中継は開幕戦、優勝決定の可能性がある試合などのほか数試合、合計5試合前後に限られている。編成の都合もあり、プロ野球のナイター期間の中継が中心となっている。
  • 2011年5月21日には、セ・パ交流戦が翌日からの会場移動の都合上全部デーゲームだったため、ガンバ大阪アルビレックス新潟万博記念競技場から洗川雄司の実況で中継したが、自社の中継車を出して放送したのか、在阪局からの機材裏送りを受けたのかの詳細は不明(大阪局はABCが定時番組、MBSがナイター中止時のレインコート番組を流していた)。ただし、極初期、ABCラジオが中継を行ったり、あるいは「独占!!Jリーグエキスプレス」用にABC提供の裏送り素材を放送したことはある。

中継概要

  • 中継はメーン会場が主だが他にデーゲームの試合があるとき、随時他会場と繋ぎリポーター(関東地区は原則的にニッポン放送アナが、名古屋グランパスエイト主催ゲームは東海ラジオアナが、サンフレッチェ広島主催ゲームはRCCアナが担当、またそれ以外にも、ご当地リポーターがリポートすることもある)に試合経過をリポートする。
  • 他会場の経過速報チャイムは『ショウアップナイター』とは全く異なるものを使用し、ナイトゲーム中継の場合は「Jリーグラジオ ナイター(ナイトゲーム)速報」として伝える。
  • 試合中は5分毎に「ニッポン放送ファイブミニッツチェック」と題し、ニッポン放送のスタジオから別のアナウンサー(契約アナを含む。プロ野球シーズン中の夜開催試合では『ショウアップナイター』のスタジオ担当がそのまま務める)が得点経過・ゴールのあった場合には決めた選手を伝える。ただし実況アナウンサーが直接伝える場合もある。
  • そしてメーン会場中継中にリポーターがいる会場でどちらかのチームがゴールを挙げた時、中継中に「ゴール」のジングルが流れる。その後にメーン会場中継担当アナが「どこかのスタジアムでゴールが生まれたようです、どのスタジアムでしょうか?」の後にゴールした会場を呼びかけ、リポーターがゴールシーンのリポートを行う(リポーターがいない会場やリポーターがいる会場でも試合が一方的な展開だった場合など、一部は普通のチャイム(ショウアップナイターなどのNRNプロ野球中継で使うチャイム<エレクトーン風のもの。通常のプロ野球中継の場合は鐘の音である>とは異なる)の後にメーン中継担当アナがゴールした会場の試合経過を伝えることもある、さらに、随時ニッポン放送スタジオからJ1、J2の経過を伝える)。ただし、メーン会場でどちらかのチームが得点チャンスの場面だった場合はチャンスが終了してからゴールした会場を呼びかける。
  • ご当地リポーターリポート(東海ラジオ、RCCも同様)でアウェーチームがゴールした場合、かなり低いテンションでリポートすることが多い(当然、ホームチームがゴールした場合はハイテンションで熱いリポートをすることが多い)。そのため、会場を呼んだあとのリポーターの第一声が低い場合はアウェーチームが、高い場合はホームチームがゴールしたとメーン中継アナ・解説者はだいたい推測ができる。なお、ニッポン放送アナリポートゲームは中立的にリポートをする。
  • 2007年以後、FMラジオ放送(コミュニティーFMラジオ放送含む)との並列実況が出来るように契約内容が見直された。

サッカーコメンテーター(解説者)

プロ野球中継とは異なり定期放送ではないため、2012年現在では金子と三浦が定期的に担当する以外は流動的。

サッカーパーソナリティー(実況アナウンサー)

2012年時点では、煙山が実況で洗川がピッチレベルリポーター、あるいはその逆ということが多い。両チームにリポーターを付ける場合や、日本代表戦でピッチレベルリポーターとは別にゴール前リポーターが付く場合、また野球中継との兼ね合いで煙山と洗川のどちらかしか担当できない場合、他のアナウンサーも担当する。

以下は現在はリポーターのみ。師岡と山内は以前は実況も担当していた。
以下のアナウンサーはニッポン放送在籍時に担当(現在はフジテレビに転籍)

両名ともフジテレビ移籍後もサッカー中継を担当している。

関連番組

※いずれも過去に放送された番組である。

関連項目

NRN系列局のサッカー中継

外部リンク