山東省

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山東省(さんとうしょう/シャントンしょう、中国語:山东省、英語:Shandong)は、中国の省の一つ。略称は代の国名より。山東とは太行山脈の東方の意。北には渤海、東には黄海があり、黄河の下流に位置する。人口9579.3万人、面積157,126平方キロメートル。省都は、済南。他に青島泰安などの主要都市がある。

地理

北を河北省と接し、南を河南省安徽省江蘇省と接する。山東半島渤海黄海に突き出し、遼東半島と相対している。

地形はほぼ平坦であり、北西部・西部・南西部はすべて華北平野の一部をなす。しかし中部は山がちで、蒙山山脈や泰山山脈は特に有名である。東部は丘陵地の多い山東半島となって海に面している。山東省の最高地点は泰山の玉皇頂で、標高は1,545m。

黄河が山東省西部を貫き、山東省の北部で渤海に流入している。多くの土砂を運ぶ黄河は自然堤防を形成し天井川と化しているため、山東省で黄河に入る支流はない。このため山東省は黄河を境に北は海河流域、南は淮河流域となっている。また黄河と長江を結ぶ大運河も省内を北西から南東に貫いている。南西端の微山湖は南北120km、面積1,266平方kmの華北最大の淡水湖である。

山東省の海岸線は3,000kmに及ぶ。山東半島の海岸は岩が多く、崖や湾、沖合いの島なども多い。莱州湾渤海の最南部に当たる湾で、山東省の北海岸は東営市から煙台市にかけて広がっている。山東省の南海岸には膠州湾が山東半島に食い込んでおり、その沿岸に港湾都市の青島がある。廟島諸島が山東半島北岸から北に向かって伸びている。

気候は穏やかであるが、東海岸に面しているためは蒸し暑くは乾燥して寒い。平均気温は1月で-5度から1度、7月で24度から28度。年平均降水量は550mmから950mm。

行政区画

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歴史

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山東省出身の著名人

経済

経済規模では広東省に次いで第2位の実力をもち、渤海湾経済圏を構成する。山東半島沿海部の青島威海などの都市が大韓民国日本からの投資を集め、経済の牽引役となっている。山東省は日本に野菜を輸出していることでも知られる。また、日本のハクサイは日清、日露戦争後にここから持ち込まれたとされている。

教育

関連項目

外部リンク

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