北海道2歳優駿

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テンプレート:競馬の競走 北海道2歳優駿(ほっかいどうにさいゆうしゅん)は、ホッカイドウ競馬が施行している競馬競走である。農林水産大臣が賞を、道新スポーツが優勝杯を提供しており、名称は「農林水産大臣賞典 道新スポーツ杯 北海道2歳優駿」と表記される。

概要

1974年にサラブレッド系3歳(現2歳)馬の重賞北海道3歳優駿として創設されたのが始まり。1989年から1996年は開催日程に左右され開催地・距離ともたびたび変更された。

1997年より門別競馬場ダート1800mで施行され、併せて全国交流のダートグレード競走としてGIIIに格付けされた。2001年から、馬齢表記変更に際し現在の名称に変更された。

地元ホッカイドウ所属馬にとっては、初めての中距離ダートグレード競走となる。

ダートグレード競走に変更された1997年以降では、JRA所属馬が8勝、地方所属馬が9勝(すべてホッカイドウ競馬)とほぼ拮抗している(2013年まで)。

出走資格サラブレッド系2歳の競走馬でフルゲートは14頭。ホッカイドウ競馬所属馬が6頭、地方他地区所属馬が4頭、JRA所属馬が4頭と出走枠が定められている。

負担重量は馬齢重量で牡馬・セン馬は55kg、牝馬は54kgである。

2012年の賞金総額は3000万円。1着賞金は2000万円で、以下2着400万円、3着300万円、4着200万円、5着100万円。

トライアル競走

全日本2歳優駿(JpnI、川崎競馬場)のトライアル競走に指定されており、優勝馬には全日本2歳優駿への優先出走権が与えられる(地方所属馬に限る)。

副賞

本競走は2001年から2011年までスタリオンシリーズ競走に指定されており、優勝馬の馬主には特定種牡馬の次年度種付権が副賞として贈られていた。

賞金

中央競馬地方競馬全国指定交流競走に指定された1997年以降
回数 総額賞金
(万円)
1着賞金
(万円)
2着賞金
(万円)
3着賞金
(万円)
4着賞金
(万円)
5着賞金
(万円)
第24回(1997年) 5,100 3,000 900 600 360 240
第25回(1998年)
第26回(1999年)
第27回(2000年)
第28回(2001年)
第29回(2002年) 3,400 2,000 600 400 240 160
第30回(2003年)
第31回(2004年)
第32回(2005年)
第33回(2006年)
第34回(2007年)
第35回(2008年) 3,000 400 300 200 100
第36回(2009年) 2,400 1,600 320 240 160 80
第37回(2010年) 3,000 2,000 400 300 200 100
第38回(2011年)
第39回(2012年)

歴史

  • 1974年 - サラブレッド系3歳(現2歳)馬の重賞北海道3歳優駿として創設。札幌競馬場・ダート1200mで施行。
  • 1989年 - この年より1996年まで、施行場が函館競馬場・岩見沢競馬場・帯広競馬場と数年ごとに変更された。距離も競馬場にあわせ1600-1800mとなり、以後中距離で定着する。
  • 1997年
  • 2001年 - 馬齢表記変更に伴い、現在の名称に変更。
  • 2006年 - 札幌競馬場のダート1700mで施行(2007年まで)。
  • 2007年 - 国際セリ名簿基準委員会(ICSC)の勧告により、格付け表記をJpnIIIに変更。
  • 2008年 - 施行場・距離が再び門別競馬場・ダート1800mに戻る。

歴代優勝馬

優勝馬の馬齢は2000年まで旧表記、2001年以降は現表記。

第1回から第23回までは北海道ローカル重賞、第24回からダートグレード競走。

競走名は第1回から第27回までが北海道3歳優駿、第28回以降は北海道2歳優駿

テンプレート:Colorはコースレコード。

回数 施行日 開催地 距離 頭数 優勝馬 性齢 所属 タイム 優勝騎手 管理調教師
第1回 1974年[[9月21日|テンプレート:09月21日]] 札幌 1200m 12頭 シヨウマリヤ 牝3 北海道 1.14.1 伊藤隆志 鈴木亮平
第2回 1975年10月20日 札幌 1200m 12頭 カネヤマサウンド 牝3 北海道 1.13.1 千島武司 千島一巳
第3回 1976年10月16日 札幌 1200m 12頭 カミノカチドキ 牡3 北海道 1.12.9 千島武司 戸野塚郁郎
第4回 1977年10月15日 札幌 1200m 14頭 タクマイチフジ 牡3 北海道 1.13.5 山下信雄 中村光春
第5回 1978年10月15日 札幌 1200m 16頭 ミスミネタカ 牝3 北海道 1.13.0 山下信雄 林正夫
第6回 1979年10月21日 札幌 1200m 11頭 トカチオーカン 牡3 北海道 1.13.6 米川伸也 手島健児
第7回 1980年テンプレート:09月21日 札幌 1200m 9頭 ダイワキミコ 牝3 北海道 1.13.3 須藤三千夫 石本義孝
第8回 1981年10月21日 札幌 1200m 10頭 テスコウルフ 牡3 北海道 1.15.1 伊藤隆志 鈴木亮平
第9回 1982年[[10月6日|10月テンプレート:06日]] 札幌 1200m 10頭 モミジビユーテイー 牝3 北海道 1.15.4 松本隆宏 鈴木権四郎
第10回 1983年[[10月9日|10月テンプレート:09日]] 札幌 1200m 14頭 エスコート 牝3 北海道 1.13.9 原孝明 佐藤二郎
第11回 1984年[[10月7日|10月テンプレート:07日]] 札幌 1200m 11頭 フシミイチジヨウ 牝3 北海道 1.15.4 高岡秀行 成田春男
第12回 1985年[[9月16日|テンプレート:09月16日]] 札幌 1200m 9頭 トムロイヤル 牝3 北海道 1.13.5 佐々木一夫 佐藤二郎
第13回 1986年[[9月28日|テンプレート:09月28日]] 札幌 1200m 16頭 フエリーナイト 牝3 北海道 1.13.5 佐々木一夫 佐藤二郎
第14回 1987年10月20日 札幌 1200m 11頭 マルスクラウン 牝3 北海道 1.13.1 佐々木一夫 須藤三千夫
第15回 1988年[[8月30日|テンプレート:08月30日]] 札幌 1200m 12頭 ドクタースパート 牡3 北海道 テンプレート:Color1.11.8[注 1] 佐々木一夫 成田春男
第16回 1989年[[11月2日|11月テンプレート:02日]] 帯広 1700m 11頭 テツセンスーパー 牡3 北海道 1.49.0 松田路博 石本義孝
第17回 1990年[[11月8日|11月テンプレート:08日]] 函館 1700m 12頭 ダンサーズクロス 牡3 北海道 1.48.0 國信満 鈴木亮平
第18回 1991年[[11月7日|11月テンプレート:07日]] 函館 1700m 12頭 スガノスキー 牡3 北海道 1.47.9 柳沢好美 成田春男
第19回 1992年[[11月4日|11月テンプレート:04日]] 岩見沢 1600m 12頭 スイートビクトリア 牝3 北海道 1.46.5 川島洋人 鈴木英二
第20回 1993年[[11月3日|11月テンプレート:03日]] 帯広 1700m 12頭 クラシャトル 牝3 北海道 1.50.3 小野望 後條雄作
第21回 1994年11月10日 帯広 1800m 12頭 スイートイブン 牝3 北海道 2.00.3 宮崎光行 鈴木英二
第22回 1995年11月22日 帯広 1800m 10頭 マイネルバルーン 牡3 北海道 テンプレート:Color1.55.6 川島洋人 鈴木英二
第23回 1996年11月テンプレート:07日 帯広 1700m 12頭 タイセイリーフ 牡3 北海道 1.50.2 坂下秀樹 松田路博
第24回 1997年12月10日 門別 1800m 12頭 マイネルクラシック 牡3 JRA 1:55.9 佐藤哲三 中村均
第25回 1998年11月23日 門別 1800m 14頭 キングオブサンデー 牡3 JRA テンプレート:Color1:50.8 M.ロバーツ 森秀行
第26回 1999年11月25日 門別 1800m 14頭 タキノスペシャル 牡3 北海道 1:55.2 井上俊彦 高岡秀行
第27回 2000年11月23日 門別 1800m 14頭 ムガムチュウ 牡3 JRA 1:54.5 藤田伸二 清水出美
第28回 2001年11月21日 門別 1800m 13頭 フェスティバル 牝2 JRA 1:56.8 小野次郎 伊藤圭三
第29回 2002年11月14日 門別 1800m 12頭 ブラックミラージュ 牡2 北海道 1:53.7 武豊 林正夫
第30回 2003年10月29日 門別 1800m 14頭 アドマイヤホープ 牡2 JRA 1:55.1 武豊 橋田満
第31回 2004年[[11月9日|11月テンプレート:09日]] 門別 1800m 11頭 モエレアドミラル 牡2 北海道 1:57.8 千葉津代士 堂山芳則
第32回 2005年10月27日 門別 1800m 14頭 エイティジャガー 牡2 北海道 2:00.1 佐々木国明 恵多谷豊
第33回 2006年10月26日 札幌 1700m 13頭 トップサバトン 牡2 北海道 1.48.7 井上俊彦 国信満
第34回 2007年10月25日 札幌 1700m 11頭 ディラクエ 牡2 北海道 テンプレート:Color1.47.0 山口竜一 成田春男
第35回 2008年10月30日 門別 1800m 12頭 メトロノース 牡2 JRA 1.54.5 武豊 安田隆行
第36回 2009年[[11月5日|11月テンプレート:05日]] 門別 1800m 13頭 ビッグバン 牡2 北海道 1.53.4 桑村真明 角川秀樹
第37回 2010年11月テンプレート:04日 門別 1800m 12頭 カネマサコンコルド 牡2 北海道 1.55.3 宮崎光行 堂山芳則
第38回 2011年11月10日 門別 1800m 14頭 オーブルチェフ 牡2 JRA 1.53.1 中舘英二 萩原清
第39回 2012年11月テンプレート:08日 門別 1800m 10頭 アルムダプタ 牡2 JRA 1.53.5 幸英明 五十嵐忠男
第40回 2013年11月テンプレート:07日 門別 1800m 12頭 ハッピースプリント 牡2 北海道 1.52.5 宮崎光行 田中淳司

本競走からの全日本2歳優駿優勝馬

1997年から全日本2歳優駿の前哨戦として施行されており、それ以前に制した馬も含め7頭が全日本2歳優駿を制している。

回数 馬名 性齢 所属 着順 備考
第20回 キタノジライ 牡3 北海道 3着
第25回 アドマイヤマンボ 牡3 JRA 2着
第28回 プリンシパルリバー 牡2 北海道 2着
第30回 アドマイヤホープ 牡2 JRA 1着 兵庫ジュニアグランプリ2着
第37回 ビッグロマンス 牡2 JRA 2着
第38回 オーブルチェフ 牡2 JRA 1着
第40回 ハッピースプリント 牡2 北海道 1着

脚注

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出典

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各回競走結果の出典

関連項目

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