穂高温泉
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テンプレート:日本の温泉地 穂高温泉(ほたかおんせん)は、長野県安曇野市(旧南安曇郡穂高町、旧国信濃国)にある温泉。安曇野穂高温泉郷ともいう。大型ホテル1軒、旅館は約40軒。源泉は中房渓谷から引湯。
泉質
- 単純硫黄泉
中房渓谷の源泉は高温(90℃以上)であるが、引っ張ってきた頃にちょうどいい温度(45〜50℃)になるため、加温をしていない宿も多い。
温泉街
安曇野市穂高有明地区の山麓線沿い、常念岳山麓の林の中に旅館が点在している。中房渓谷の温泉を引いた1軒のホテルは中腹にある。 日帰り入浴施設(専用)は1軒、「温泉健康館」であるが、安曇野市営の「しゃくなげ荘」を初め、その他旅館も多くが日帰り入浴を受け付けている。温泉街には「八面大王足湯」という名前の足湯もあり、八面大王碑の下で足湯に浸かることができる。
また、常念岳中腹には国営アルプスあづみの公園やアートヒルズがあり、穂高駅周辺には碌山美術館や井口喜源治記念館などの博物館施設がある。
歴史
1972年(昭和47年)の開湯。 安曇野にあった旅館街に、湯量の豊富な中房渓谷から温泉を引っ張ってきたものであり、温泉が引かれたことで新たに建てられた旅館・ペンションも多い。
昭和55年3月27日 - 環境庁告示第24号により、中房温泉とともに国民保養温泉地に指定された。