仙台市天文台
テンプレート:博物館 仙台市天文台(せんだいしてんもんだい)は、宮城県仙台市青葉区錦ケ丘にある仙台市立の天文台である。
概要
1955年(昭和30年)、市民からの寄付により、仙台市都心部西側の西公園内の仙台市公会堂跡地に開台した[1]。翌年、仙台市に寄贈され、市の施設となった[1]。
1990年(平成2年)7月12日、合併した旧泉市(現仙台市泉区)へのバーターとして泉中央副都心に「ミルポートS」が設置され、その3-5階にプラネタリウムなどを備えた仙台市こども宇宙館が開館した。
2007年(平成19年)11月25日に旧天文台が、建物の老朽化と耐震性の問題、仙台市地下鉄東西線・西公園駅の新設、および、西公園の整備事業などから廃された。また、こども宇宙館も閉館された。
仙台・宮城デスティネーションキャンペーンの3ヶ月前にあたる2008年(平成20年)7月1日、旧天文台およびこども宇宙館の機能を継承し、新天文台が郊外に移転・開台された。新天文台は、旧天文台から仙台西道路および宮城県道132号秋保温泉愛子線で約10km西の蕃山丘陵上にあり、仙台駅から秋保温泉に至るルート上に面している。近くにはヒルサイドショップス&アウトレットがある。
新旧天文台は共にプラネタリウムが併設されており、市民学習の場として活用されている。また、小惑星の発見に成果を挙げており、2008年(平成20年)までに21個の小惑星を発見し[1][2]、いずれも仙台にちなんだ命名を行っている[3]。
設備
仙台市都心部から見て西郊外の錦ケ丘に2008年(平成20年)7月1日に開台。施工は戸田建設・橋本店JV、設計・監理はNTTファシリティーズが担当した。
- プラネタリウム(座席280席)
- 展示室
- シロースタット式太陽望遠鏡
- 口径1.3m反射式天体望遠鏡(五藤光学製)
- 2008年6月30日ファーストライト
- 有効口径:1300mm
- 焦点距離:F12 = 15600mm
- 光学系:カセグレイン式
- 架台:経緯台式(経緯儀式)
- 制御方式:自動制御
- 観測装置:冷却CCDカメラ、その他準備中
利用
- 開館時間
- 午前9時から午後5時まで。(土曜日は21時30分まで※展示室は17:00まで)
- 休館日
- 毎週月曜日
- 第3火曜日(祝休日の場合はその直後の平日)
- 年末年始
- 観覧料
- 展示室:一般600円、高校生350円、小・中学生250円
- プラネタリウム:一般600円、高校生350円、小・中学生250円
- セット券(展示室+プラネタリウム):一般1000円、高校生600円、小・中学生400円
- 年間パスポート※:一般3000円、高校生1800円、小・中学生1200円
※(発行日から1年間 展示室・プラネタリウム・天体観望会無料) ※仙台都市圏及び周辺都市圏で発行される「どこでもパスポート」「AZ9パスポート」を使用することで、宮城県内に在住の小中学生は全館無料で利用すること出来る。
番組
アクセス
- 仙台駅西口バスプール10番ポールより「西道路経由錦ヶ丘」行き(仙台市営バス)、または、須田ビル前(愛宕上杉通り)より「錦ヶ丘八丁目」行き(愛子観光路線バス)で約30分乗車。「錦ケ丘七丁目北・天文台入口」で下車し、徒歩3分。
- JR仙山線・愛子駅より「上の原」「野尻町北」「二口温泉」行き(仙台市営バス)、または、「錦ケ丘八丁目」行き(愛子観光路線バス)で約10分乗車。「錦ケ丘七丁目北・天文台入口」で下車し、徒歩3分。
- 無料駐車場:普通車125台、バス6台
- 無料駐輪場:オートバイ16台、自転車32台
沿革
- 1955年(昭和30年)2月1日 - 市民の寄付により建設・開台。
- 1956年(昭和31年) - 仙台市に寄贈され、市の施設となる。
- 1967年(昭和42年)6月30日 - 河北新報社よりプラネタリウムを寄贈される。
- 1968年(昭和43年)5月15日 - プラネタリウム館開館。
- 1981年(昭和56年)3月31日 - プラネタリウム館・展示室増改築。
- 1982年(昭和57年)4月16日 - 太陽望遠鏡の設置。
- 1986年(昭和61年)5月1日 - プラネタリウム本体の更新。
- 1990年(平成2年)7月12日 - 仙台市こども宇宙館開館(泉中央副都心「ミルポートS」3~5階)。
- 1993年(平成5年)3月25日 - 天文車「ベガ」納入。
- 1998年(平成10年)2月1日 - リアルタイム太陽黒点像提供開始。
- 2007年(平成19年)11月25日 - 移転のため閉台。
- 2007年(平成19年)12月27日 - 仙台市こども宇宙館閉館。
- 2008年(平成20年)7月1日 - 新天文台が開台。
- 2009年(平成21年)6月27日 - 入館者数が50万人を突破[5]。
旧天文台
仙台市都心部西側の西公園(桜ケ岡公園。[[[:テンプレート:座標URL]]38_15_33_N_140_51_44_E_ 北緯38度15分33秒東経140度51分44秒])内に所在した時代のデータ
- 設備
- プラネタリウム(座席200席)
- 展示室
- 望遠鏡
- 口径41cm反射望遠鏡
- 口径20cm屈折太陽望遠鏡
- 移動天文車「ベガ」号
- 口径20cm屈折望遠鏡
- 利用
- 開館時間
- 午前9時から午後4時50分まで。(第1・第3金曜日は午後9時まで)
- 休館日
- 毎週月曜日
- 祝日の翌日
- 第4木曜日(12月、祝日に当たる日を除く)
- 入館料
- 一般・大学生300円(250円)
- 高校生200円(160円)
- 中学生以下100円※(80円)
- ※かっこ内は30名以上の団体及び仙台市交通局発行の「るーぷる仙台乗車券」
- ※土曜・日曜日、休日および長期学校休業日(春休み・夏休み・秋休み・冬休み)に入館の際に「どこでもパスポート」「AZ9パスポート」を提示した仙台都市圏内及び仙南広域圏内の小・中学生は無料。
- アクセス
脚注
関連項目
外部リンク
- 仙台市天文台(公式サイト)
- 新仙台市天文台整備・運営事業(仙台市)
- 新仙台市天文台(戸田建設による紹介)
- 仙台市天文台 - 私の印象 - 戸田建設(猪井操子による施設紹介)