「しましまとらのしまじろう」の版間の差分
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2014年8月16日 (土) 14:40時点における最新版
テンプレート:Infobox animanga/Header テンプレート:Infobox animanga/TVAnime テンプレート:Infobox animanga/Other テンプレート:Infobox animanga/Footer 『しましまとらのしまじろう』は、テレビせとうち(TSC)製作・テレビ東京系列で放送された『こどもちゃれんじ』シリーズ原作のテレビアニメ(全日帯アニメ)。
目次
概要
1993年12月13日から2008年3月31日までの約14年4ヶ月間放送され、TXNのアニメ番組としては最長[1]の放送期間を持つ。岡山県・香川県の民放テレビ局としては唯一の全国ネット番組にして、東名阪地区以外の民放テレビ局製作アニメとしては唯一の30分レギュラー枠作品でもあった。
TSCと同じ岡山市に本社を構えるベネッセコーポレーションが番組スポンサーを務め(但しTXN系列局では他スポンサーもついている)、同社の乳幼児向け通信教育講座「こどもちゃれんじ」(当初は進研ゼミ「幼児・おやこ講座」)を原作としている。主に幼児層を対象にしている。
放送終了後に後継番組として、従来のアニメパートの他に着ぐるみのしまじろうが様々な体験をする実写パートを加えた『はっけん たいけん だいすき! しまじろう』が2008年4月7日に開始された。これは登場人物の一部が異なるため本作とは別物語と言える。その後同番組は2010年4月5日から『しまじろう ヘソカ』に、2012年4月2日から『しまじろうのわお!』に改題された。
2009年末からはBS11で英語教育向けの『しましまとらのしまじろう日本語版・英語吹替版』が放送されており、日本語版の放送後に英語吹替版が続けて放送されている。またアニメは「わお」から普通のアニメからフルCG化された。
ストーリー概要
世界観やキャラクター設定は原作の『こどもちゃれんじ』とほぼ同じだが、ストーリーは完全にアニメオリジナルである。
主人公の『しまじろう』を中心に、『ちゃれんじ島』での生活をオムニバス形式で描く。多くは夢の世界を冒険するといったファンタスティックなストーリーか、家族や友人とのトラブルをきっかけとして社会生活上の教訓を学ぶといった教唆的なストーリーである。
本作品の登場人物は、ゲストキャラも含めてほとんどが動物を擬人化したものであるが、たまに妖精や魔女も登場する。
登場キャラクター
世界像
- ちゃれんじ島では、さまざまな動物が生活している。但し、「こどもちゃれんじ」の教材やアニメに登場する家族を見る限り、異種族間の婚姻は存在しないらしい。
- リスなど、冬眠する人(動物)も存在する(第508話Aパート、第563話Bパート「ねむくないよ!」)。
- 地中にはモグラの住む世界があり、独自の文化を築いている(第146話Aパート、第98話Bパート「海を見ていた」ほか)。
- 鳥は人語を話すものと話さないものがある。オウムのほか、鳩も人語を話す(第487話Aパート「おじいさんと白いハト」)。
- 動物を飼育する話もあるが主に擬人化されているのが哺乳類や鳥類であるため、それらの動物が飼育されることはない。一方でニワトリが飼われている(第50話Bパート「金の卵」)。
- 昆虫のさなぎが目覚まし時計をうるさがり、人語を話す(第533話Aパート「まだだよう」)。
- かたつむりが話しかけてくるとしまじろうたちは「かたつむりが口を聞いた」と驚く。
- コウモリが話すと、とりっぴいは、「う、うわー!しゃべった!コウモリ君って、鳥じゃないの?」と動揺する(第640話Aパート「コウモリくんのお家」)。
- チャレンジ島では地下鉄が存在する(メエメエ博士が、「地下鉄に乗り遅れる。」と言っていた)。
スタッフ
- 企画 - こどもちゃれんじ編集部・大西加紋(ビックウエスト)・草野啓二(スタジオ旗艦)
- 総監督・シリーズ構成 - 鳥海永行
- キャラクター原案 - 国本雅之・みやしたはんな・鈴木博子
- アニメーションキャラクターデザイン - つじしげひと
- ゲストキャラクターデザイン - 河井ノア
- 美術 - 中山益男
- 音楽 - 内藤慎也
- 音響監督 - 春日一伸
- 撮影監督 - 森口洋輔
- 編集 - 森田編集室
- ロゴ・デザイン - 草川啓造
- タイトル - マキ・プロ・小谷野博
- 制作・文芸協力 - こどもちゃれんじ編集部
- プロダクション・マネージャー - 清水修→鈴木正則→平井伸一
- プロデューサー - 岡崎千代→梅津由起子→原雄司→葛原博文→増田太貴子→中尾昌史(テレビせとうち)・大西由芽→守屋由芽(ビックウエスト)・鈴木正則→栃平吉和→野崎慎太郎(スタジオ旗艦)
- アニメーション制作 - スタジオ旗艦(現:ぴえろプラス)
- アニメーション制作協力 - アゼータ・ピクチャーズ
- 制作協力 - スタジオディーン、こどもちゃれんじ
- 製作 - 読売広告社(クレジット無し)、テレビせとうち・福武書店→ベネッセコーポレーション・ビックウエスト
アニメ主題歌
日付はテレビせとうち・同時ネット局のもの
- OP:しまとらンドアイランド(唄:しましまKids 作詞:恵美里/作曲・編曲:ジョン・マイケル)第1 - 226話(1993年12月13日 - 1998年6月8日)
- OP:スキップステップアイランド(唄:しまじろう 作詞:横山武/作曲・編曲:樫原伸彦)第227 - 726話(旧バージョン1998年6月15日 - 2003年12月22日。新バージョン2004年1月5日 - 2008年3月31日)
- ED:ずっともっと大好き(唄:しましまKids 作詞:恵美里/作曲・編曲:ジョン・マイケル)第1 - 176話(1993年12月13日 - 1997年6月16日)
- ED:ハッピー・ジャムジャム(唄:M.S.J 作詞:横山武/作曲・編曲:樫原伸彦)第177 - 597話、第625 - 637話、第651 - 663話、第676 - 688話、第701 - 713話(1997年6月23日 - 2005年10月3日、2006年4月3日 - 2006年6月26日、2006年10月2日 - 2006年12月25日、2007年4月2日 - 2006年6月25日、2007年10月1日 - 2007年12月24日)
- ED:にゃんだこりゃ(なんじゃこりゃ)(唄:しまじろう&ドット 作詞:前島茂男/作曲:滝本裕/編曲:滝本裕、井上日徳)第598 - 624話、第638 - 650話、第664 - 675話、第689 - 700話、第714 - 726話(2005年10月10日 - 2006年3月27日、2006年7月3日 - 2006年9月25日、2007年1月8日 - 2007年3月26日、2007年7月2日 - 2007年9月24日、2008年1月7日 - 2008年3月31日)
- 第625話(2006年4月3日)から第726話(2008年3月31日)までのEDは1 - 3月、7 - 9月はにゃんだこりゃ。4 - 6月、10 - 12月はハッピージャムジャムと三ヶ月毎に交互に差し替わるローテーション方式に変更となった。
『スキップステップアイランド』はアニメで使用開始されてから2年以上たった2000年7月19日に初めてCD発売され、幼児向けCDでは異例の初回出荷2万枚[2]を記録した。また、PS2用ソフト『太鼓の達人 わいわいハッピー!六代目』に収録されている。
なお、ハッピー・ジャムジャムは後続番組『はっけん たいけん だいすき!しまじろう』でもエンディングで流れているが歌っている人が違う(しまじろう、とりっぴい、みみりん、らむりん)。『しまじろうヘソカ』では2010年6月から「HESOKAバージョン」として流れている。なおこちらも歌っている人は異なり(鵜久森智美)、エンディングではなくダンスコーナーの方で流れている。しかし2010年8月16日放送分から再びエンディングが流れるようになった。 「スキップステップアイランド」では1998年6月15日 - 2003年12月22日の間では、らむりんとしまじろうのお兄さん登場しており、2004年1月4日から映像が新たに一新された。
アニメサブタイトルリスト
テレビ以外での作品
劇場上映作品
いずれも2002年の作品。
- しまじろうの大冒険 昆虫の国のおともだち
- しまじろうと海賊船
- しまじろうとふしぎがもりのひみつ
ライブ映画
- クリスマスコンサート2010 しまじろう サンタのくにのオルゴール
- 2010年12月4日より1週間限定公開。2010年11月11日より上演されている『2010こともちゃれんじクリスマスコンサート』のミュージカルを劇場公開。
プラネタリウム上映作品
- しまじろうの星空大冒険〜ドーナツ星をさがせ〜
- しまじろうとみみりんのながれ星ものがたり
- しまじろうの あまのがわ だいさくせん
- しまじろうの ほしのひみつ ゆきのひみつ
- しまじろうの ほしぞらだいすごろく
- しまじろうの つきのかげをさがして
交通安全教材作品
- しましまとらのしまじろうの交通安全
防災教材作品
- しましまとらのしまじろうの消防隊
放送局
途中打ち切りになった局も含む。放送時間はおもに最終回時点でのものとする。
放送地域 | 放送局 | 放送時間 | 放送系列 | 放送日の遅れ | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
岡山県・香川県 | テレビせとうち | 月曜 7:30 - 8:00 | テレビ東京系列 | 製作局 | |
北海道 | テレビ北海道 | 同時ネット | |||
関東広域圏 | テレビ東京 | ||||
愛知県 | テレビ愛知 | 一時期、15:00 - 15:30に時差ネットをしていた | |||
大阪府 | テレビ大阪 | 一時期、土曜 7:30 - 8:00に時差ネットをしていた | |||
福岡県 | TVQ九州放送 | 佐賀県の大部分でも視聴可 | |||
青森県 | 青森放送 | 火曜 16:20 - 16:50 | 日本テレビ系列 | 1日 | |
宮城県 | 東日本放送 | 火曜 15:54 - 16:24 | テレビ朝日系列 | 不明 | |
岩手県 | テレビ岩手 | 火曜 15:55 - 16:25 | 日本テレビ系列 | 2007年3月27日まで放送[3] | |
秋田県 | 秋田放送 | 月曜 15:55 - 16:25 | 3日 | 2007年3月26日で一旦終了[4] | |
山形県 | 山形テレビ | 木曜 16:00 - 16:30 | テレビ朝日系列 | 6日 | 2007年3月29日で一旦終了[4] |
福島県 | 福島中央テレビ | 月曜 16:23 - 16:50 | 日本テレビ系列 | 不明 | 2007年4月2日に打ち切り[3] |
山梨県 | テレビ山梨 | 日曜 6:15 - 6:45 | TBS系列 | ||
新潟県 | 新潟放送 | 13日 | |||
長野県 | テレビ信州 | 日曜 6:00 - 6:30 | 日本テレビ系列 | 6日 | |
富山県 | チューリップテレビ | 木曜夕方→日曜早朝→月曜昼 | TBS系列 | 不明 | 2007年3月末に途中打ち切り 後継の『はっけん-』以降は富山県内では未放送 |
石川県 | テレビ金沢 | 月曜 16:23 - 16:52 | 日本テレビ系列 | 537分 (同日時差) |
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福井県 | 福井テレビ | 金曜 16:26 - 16:55[5] | フジテレビ系列 | 12日 | |
静岡県 | テレビ静岡 | 土曜 8:00 - 8:30 金曜 15:30 - 16:00(1995年10月から) |
不明 | 途中打ち切り、1996年頃にテレビ朝日系列の静岡朝日テレビへ移行 | |
静岡朝日テレビ | 金曜 16:30 - 17:00 | テレビ朝日系列 | 1999年末頃で途中打ち切り 後継の『はっけん-』は静岡県内では未放送 しまじろう ヘソカはTBS系列の静岡放送で放送 | ||
岐阜県 | 岐阜放送 | 不明 | 独立UHF局 | 途中打ち切り | |
三重県 | 三重テレビ | 火曜 17:00 - 17:30 | 1日 | ||
滋賀県 | びわ湖放送 | 土曜 8:30 - 9:00 | 不明 | ||
京都府 | KBS京都 | 不明 | 途中打ち切り | ||
奈良県 | 奈良テレビ | 水曜 18:30 - 19:00 | |||
和歌山県 | テレビ和歌山 | 日曜 9:00 - 9:30 | 13日 | ||
鳥取県・島根県 | 日本海テレビ | 月曜 16:24 - 16:53 | 日本テレビ系列 | 不明 | |
広島県 | テレビ新広島 | 木曜 16:00 - 16:30 | フジテレビ系列 | 3日 | |
山口県 | テレビ山口 | 土曜 11:16 - 11:45 | TBS系列 | 12日 | |
徳島県 | 四国放送 | 水曜 17:30 - 18:00(番組開始から1997年3月) 水曜 17:00 - 17:30(1997年4月から2006年3月) 水曜 16:00 - 16:30(2006年4月から番組終了) |
日本テレビ系列 | 不明 | |
愛媛県 | 南海放送 | 火曜 15:53 - 16:21 | |||
高知県 | テレビ高知 | 火曜 16:24 - 16:54 | TBS系列 | 1998年4月から3ヶ月間は休止。 2007年3月に一旦打ち切り[4] | |
佐賀県 | サガテレビ | 不明 | フジテレビ系列 | 途中打ち切り | |
長崎県 | 長崎文化放送 | 土曜 6:45 - 7:15 | テレビ朝日系列 | 2007年3月に一旦終了[4] | |
熊本県 | 熊本朝日放送 | 土曜 7:15 - 7:45 | |||
大分県 | テレビ大分 | 木曜 16:25 - 16:55 | 日本テレビ系列 フジテレビ系列 |
||
宮崎県 | テレビ宮崎 | 水曜 15:00 - 15:29 | フジテレビ系列 日本テレビ系列 テレビ朝日系列 |
||
鹿児島県 | 鹿児島放送 | 不明 | テレビ朝日系列 | 途中打ち切り、日本テレビ系列の鹿児島読売テレビへ移行 | |
鹿児島読売テレビ | 日曜 7:30 - 8:00 | 日本テレビ系列 | 毎月第三週は休止 | ||
沖縄県 | 沖縄テレビ | 火曜 15:30 - 16:00 | フジテレビ系列 | 15日 | |
日本全域 | キッズステーション | 火曜 9:00 - 9:30 | CS放送 | 不明 | リピート放送あり |
ベネッセチャンネル | 平日 7:15 - 7:30ほか | リピート放送あり | |||
Baby TV | 不明 |
テレビ東京系列での放送時間
- 1993.12 - 1994.12 … 月曜 18:00 - 18:30
- 1995.01 - 1996.09 … 月曜 7:35 - 8:05
- 1996.10 - 2008.03 … 月曜 7:30 - 8:00(ウルトラマンM730 ウルトラマンランドの放送終了とともに時間移動)
備考
- このアニメはCS局のキッズステーションでも再放送されている。提供クレジットはしまじろうが登場し、しまじろうが「この番組の提供は」と言いその後に普通のアナウンスで「こどもちゃれんじの提供でお送りします」というような凝ったものになっている。一方、テレビ東京系での本放送はブルーバックに、半音上がった主題歌がBGMとして流れているだけのシンプルなものだったが、2006年4月から、テレビ東京系での放送でも提供クレジット(キッズステーションのものとは異なる)が表示されるようになった。地上波で放送しているアニメの中では、最も遅くまでブルーバックを使用していたとされる。
- テレビ東京系ではこどもちゃれんじ以外にも複数のスポンサーがついている。それ以外の局ではこどもちゃれんじのみのこともある。提供クレジットもブルーバックではなく、BGMもつかない局があった。
- BSジャパンでは放送されていない。BS11では2009年末から日本語版と英語吹替版が1セットで放送されている。
- エンディング前後に入る次回予告が、第1回から一貫してされていない(ただし、後続番組「はっけん たいけん だいすき! しまじろう」では途中から、ベネッセコーポレーションの紹介ページで次回予告をストリーミングで配信している(番組内では放送されない)。そして2009年4月から番組内でも放送されるようになった)。
- ベネッセとナムコが共同運営しているしまじろうのテーマパーク「しましまタウン」が全国7箇所に展開されていたが、ベネッセ本社のある岡山には出店されないままだった。
- 放送2年目の1995年に中央児童福祉審議会の推薦作品に指定された。推薦表示は番組の最終回までOPのタイトル後に表示され続けた。次シリーズの「はっけん たいけん だいすき! しまじろう」→「しまじろうヘソカ」では推薦表示は無くなっている。
- みみりん、らむりん、とりっぴいの三人は、2003年12月放送の西川貴教のオールナイトニッポンにコメント出演した事がある。これはパーソナリティの西川貴教が、同番組中でしまじろうを視聴している旨を度々話していた事により実現したもの。
- 2013年3月2日、ひかりTV内のチャンネル『Baby TV』で放送開始された。CM部分はこどもちゃれんじのCMや、BabyTVの製作CMが流された。
関連項目
脚注
外部リンク
- こどもちゃれんじ - ベネッセ
- しましまとらのしまじろう - テレビせとうち(2008年03月29日時点のインターネット・アーカイブ)
- おやこみらいひろば - ベネッセ
- ↑ 「当時放送中だったアニメ番組のうち放送期間が最長のもの」を挙げると、1995年10月以前は『ミュータント・タートルズ』(1987年版)、以後2008年3月までは『しましまとらのしまじろう』、同年4月から2011年4月2日までは『ケロロ軍曹』(5thシーズン - 7thシーズン)、2011年4月5日から2012年3月27日までは『BLEACH』、2012年4月以降は『NARUTO -ナルト- 疾風伝』となる。
- ↑ 「ベネッセと組み幼児向けCD 東芝EMI」『日本経済新聞』2000年7月17日付朝刊、11頁。
- ↑ 3.0 3.1 後継番組『はっけん たいけん だいすき! しまじろう』は、他局(岩手県はテレビ朝日系列の岩手朝日テレビ、福島県はテレビ朝日系列の福島放送)で放送。
- ↑ 4.0 4.1 4.2 4.3 2008年4月、『はっけん たいけん だいすき! しまじろう』より放送再開。
- ↑ 2011年3月までは土曜 06:30 - 07:00