「東大和市」の版間の差分
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2014年8月17日 (日) 17:01時点における最新版
東大和市(ひがしやまとし)は、東京都の多摩地域北部にある市である。旧北多摩郡。
目次
地理
北部に狭山丘陵、村山貯水池を擁する、人口約8万人のベッドタウン。 市の西部に多摩都市モノレール線が南北に通り、南端に沿って西武拝島線が通る。表玄関にあたる南街には青梅街道が、また市の中央を東西に新青梅街道が走っている。
第二次世界大戦中まで市の南部(現在の桜が丘)には、軍需工場の日立航空機立川工場があり、戦後にGHQに接収され大和駐屯地がつくられた。返還後の土地には国有地、公有地として公園や教育・福祉関連施設、公団住宅などが建設されている。
東大和市駅から青梅街道沿いの南街という地域は、そもそも日立航空機で働く従業員の為の社宅や学校、商店などを開発した地域である。当時地元民の集落が狭山丘陵付近にあったことから地元民から見て南にある街ということから南街(みなみまち)と呼んでいたものがいつの間にか南街(なんがい)と変わり現在の地名になった。
大規模な都営住宅が多く、近年その建て替えや旧農地の宅地への転用などにより、現在も人口は増え続けている。主な農産物は狭山茶や多摩湖梨など。
- 河川:空堀川、奈良橋川
隣接している自治体
地域
- 芋窪(いもくぼ)
- 上北台(かみきただい)
- 清原(きよはら)
- 湖畔(こはん)
- 桜が丘(さくらがおか)
- 狭山(さやま)
- 清水(しみず)
- 新堀(しんぼり)
- 蔵敷(ぞうしき)
- 高木(たかぎ)
- 立野(たての)
- 多摩湖(たまこ)
- 中央(ちゅうおう)
- 仲原(なかはら)
- 奈良橋(ならはし)
- 南街(なんがい)
- 向原(むこうはら)
市名の由来
- 村制施行時に、それまで政争が盛んだった6村が「大いに和して」一つになるという意味から「大和村」と名付けられた。
- 市制施行時、神奈川県大和市やほぼ同時期に市制施行する埼玉県和光市と区別するために東京の大和市という意味から「東大和市」と名付けられた。
歴史
- 1889年4月1日 - 町村制施行に伴い、神奈川県北多摩郡清水村、狭山村、高木村、奈良橋村、蔵敷村、芋窪村が町村組合を結成し、高木村外五ヶ村組合が発足。
- 1893年4月1日 - 神奈川県から東京府へ移管。
- 1919年11月1日 - 高木村外五ヶ村組合の各村が合併し大和村となる。
- 1943年7月1日 - 東京都制施行に伴い、東京府が東京都に。
- 1954年5月3日 - 大和村が町制施行により大和町となる。
- 1970年10月1日 - 大和町が市制施行。即日改称し東大和市となる。
人口
昼夜間人口
2005年に夜間人口(居住者)は79,228人であるが、市外からの通勤者と通学生および居住者のうちの市内に昼間残留する人口の合計である昼間人口は64,274人で昼は夜の0.811倍の人口になる。夜間に比べて昼の人口は1万5千人弱ほど減ることになる。通勤者・通学者で見ると市内から市外へ出る通勤者24,451人、市外から市内へ入る通勤者は11,494人と通勤者では市外へ出る通勤者のほうが多く、学生でも市内から市外に出る通学生は3,727人、市外から市内へ入る通学生は1,730人と学生でも昼は市外へ流出する人数のほうが多い。東京都編集『東京都の昼間人口2005』平成20年発行152,153ページ 国勢調査では年齢不詳のものが東京都だけで16万人いる。上のグラフには年齢不詳のものを含め、この項の昼夜間人口に関しては年齢不詳の人物は数字に入っていないので数字の間に若干の誤差は生じる)
行政
市議会
- 議長:尾崎信夫(おざき のぶお 2011年5月24日選出)
- 議員定数:22人(任期:2015年4月30日まで)
会派名 | 議員数 | 代表者 |
---|---|---|
公明党 | 5 | 中間建二 |
自由民主党・みんなの党 | 5 | 中村庄一郎 |
日本共産党東大和市議員団 | 3 | 西川洋一 |
民主党 | 3 | 大后治雄 |
自民クラブ | 3 | 森田憲ニ |
やまとみどり | 2 | 床鍋義博 |
無所属 | 1 |
国政・都政
国政
衆議院小選挙区選挙では東京20区(東村山、東大和、清瀬、東久留米、武蔵村山)に属す。
近年選出の議員は以下のとおり。
- 第46回衆議院議員総選挙(2012年12月)
都政
北多摩1区(東村山、東大和、武蔵村山)に属す。定数は3人。近年選出の議員は以下のとおり。
経済
産業
- 主な産業
- 工業
- かつて存在した事業所
- NECカシオ モバイルコミュニケーションズ東大和事業所:NTTドコモ、au、ソフトバンクモバイルで販売されている日本電気やカシオ、日立製作所の携帯電話端末の開発拠点。2010年5月31日以前は、カシオ日立モバイルコミュニケーションズの本社であり、元カシオ本社工場の時代もあった。
- 日本モールド工業東京工場:ブリヂストン系列のタイヤ金型製造所
- ケフィア倶楽部(ロイヤルユキ)本社 ※2006年7月24日に本部は立川へ移転
- 農業
- 狭山茶(市内で3軒の農家が生産している)
- 多摩湖梨(養蚕の桑畑を梨栽培に転換)
- 東京りんご(東京りんごブランド発祥)
- 農業
公共機関
- 警察 - 東大和警察署が同市と武蔵村山市を管轄する。
- 消防 - 北多摩西部消防署が同市と武蔵村山市を管轄する。
- 電話 - NTT東日本-東京西村山大和交換局
- 都市ガス - 東京ガス
- 電力 - 東京電力
- 郵便 - 集配業務は武蔵村山郵便局が担当。
姉妹都市・提携都市
公共施設
- 東大和市民会館(ハミングホール)
- 東大和市民体育館
- 東大和市民プール
- 東大和市立郷土博物館-プラネタリウムを併設
- 東大和市立中央図書館
- 東大和市中央公民館
- 東大和市狭山公民館
- 東大和市蔵敷公民館
- 東大和市桜が丘市民センター(児童館、図書館、集会所)
- 東大和市南街市民センター(公民館、児童館、学童保育所)
- 東大和市上北台市民センター(公民館、児童館、学童保育所、老人福祉会)
- 東大和市奈良橋市民センター(児童館、学童保育所、福祉センター、地区会館)
- 東大和市向原市民センター(児童館、学童保育所、老人福祉会、地区会館)
- 東大和市清原市民センター(老人福祉会、地区会館)
- 新堀地区会館
- 清水集会所
- 芋窪集会所
- 仲原集会所
- 湖畔集会所
住宅団地
- 都営東京街道団地 : 立川都市計画事業(一団地の住宅施設)
- 東京都住宅供給公社大和芝中団地 - 昭和46年 : 立川都市計画事業(一団地の住宅施設)
教育
小学校
- 市立
- 第一小学校
- 第二小学校
- 第三小学校
- 第四小学校
- 第五小学校
- 第六小学校
- 第七小学校
- 第八小学校
- 第九小学校
- 第十小学校
中学校
- 市立
- 第一中学校
- 第二中学校
- 第三中学校
- 第四中学校 - バドミントン部:全国大会準優勝(1998)
- 第五中学校
高等学校
専修学校
学校教育以外の施設
- 中小企業大学校東京校
交通
鉄道路線
バス
- 都営バス
- 西武バス
- 立川バス
- 立22 - 立川駅~玉川上水駅入口~村山団地
- 立23 - 立川駅~玉川上水駅~村山団地。土日祝日のみ立川駅北口行終バスは玉川上水駅から急行扱いで立川駅まで直行する。
- 玉10 - 玉川上水駅~村山団地
- 玉12 - 玉川上水駅~村山団地~武蔵村山病院~イオンモール
- 玉13 - 玉川上水駅〜上北台駅〜芋窪。本数僅少。土曜・休日運休。
- コミュニティバス
- 東大和市 ちょこバス
- 2003年2月に運行開始した。CNGバスで上北台駅を起終点として循環する。西武バスに委託。料金は一律100円。
- 武蔵村山市 MMシャトル - 市域最寄りの鉄道駅である上北台駅、玉川上水駅に乗り入れている。
道路
- 青梅街道
- 新青梅街道
- いずれも東京都道5号新宿青梅線を構成している。
- 芋窪街道
- 中央通り - 市域の中央部を東西に貫いている市道。
- 桜街道 - 市域の南西部を東西に走っている市道。
観光・文化財
- 多摩湖<村山貯水池>-(市のシンボル。奥多摩湖と並ぶ東京都水道局が管理する多摩川水系の人造湖、春の桜の季節は行楽客で賑わう)
- 東大和市立狭山緑地(多摩湖南側の丘陵雑木林、近くに東大和市立郷土博物館がある)
- 蔵敷高札場(都内に残る2箇所の内の1つ、蔵敷停留所に隣接している。東京都指定文化財)
- 豊鹿島神社(市内で最も古い由緒を持つ神社、本殿は室町時代に建築された都内最古の神社建築で東京都指定文化財)
- 東京都立東大和公園(狭山丘陵の雑木林をそのままにした自然公園)
- 東京都立東大和南公園(在日米軍大和駐屯地跡地の一部を造成した。玉川上水駅から徒歩5分)
- 旧日立航空機立川工場変電所(東京都立東大和南公園内・戦災史跡)
出身・ゆかりのある著名人
芸能
スポーツ
- 岩隈久志(プロ野球 シアトル・マリナーズ投手)
- 江藤智(プロ野球 読売ジャイアンツ二軍打撃コーチ)
- 菊池涼介(プロ野球 広島東洋カープ内野手)
- 森田耕一郎(サッカー SAGAWA SHIGA FC)
- 阿部伸行(サッカー 湘南ベルマーレ)
- 林彰洋(サッカー 清水エスパルス)
- 吉岡隆徳(元オリンピック短距離走者 晩年在住)
文化人
諸分野
その他
- 東大和市商工会
- 東大和青年会議所
関連項目
- 大和市 - 神奈川県
- 和光市 - 埼玉県
- 大和町 (曖昧さ回避)
- 大和村 (曖昧さ回避)
- 全国市町村一覧
- 東大和市一夫多妻男事件
外部リンク
- 行政
- 観光