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2013年3月10日 (日) 01:05時点における最新版
テンプレート:生物分類表 テンプレート:Sister テンプレート:Sister デイゴ(梯梧、テンプレート:Snamei)はマメ科の落葉高木。インドやマレー半島が原産。日本では沖縄県が北限とされている。春から初夏にかけて咲く赤い花が有名(ただし、毎年満開となるとの保証はないそうである)。沖縄県の県花でもある。デイコ、エリスリナともいう。1967年(昭和42年)、県民の投票により「沖縄県の花」として選定された。デイゴが見事に咲くと、その年は台風の当たり年で、天災(干ばつ)に見舞われるという言い伝えがある(THE BOOMの「島唄」でも歌詞として書かれている)。沖縄では「やしきこーさー(屋敷壊さー)」とも呼ばれることもあるが、これは根の力が強く、家の近くに植えると根がのびて家を傾かせてしまうからであるという。
海紅豆(かいこうず)が別名とされることが多いが、これは別種のアメリカデイゴ(鹿児島県の県木)のこと。
落葉性とはいっても、冬に全木が落葉することはあまりなく、花が咲く枝が落葉する傾向がある。花は枝先に穂状に出る。葉は大きな幅の広い葉を3枚つける三出複葉で、クズの葉に似ている。 木は太くなるがあまり高くならず、横に枝を張る傾向がある。公園や街路樹としてよく栽培されるが、根本や根からも芽が出るので、人家の庭に植えられることは少ない。材は柔らかく、加工しやすいため、漆器材料として使われる。
近年では、台湾方面から飛来・帰化したとされるコバチの一種デイゴヒメコバチ(Quadrastichus erythrinae)による被害が相次いでいる[1]。このハチはデイゴの葉や幹に産卵して虫こぶを作り、木を弱らせて枯らす場合もあるため、沖縄県では対策を急いでいる。