SKIPシティ国際Dシネマ映画祭
SKIPシティ国際Dシネマ映画祭(スキップシティこくさいディーシネマえいがさい、英称 SKIP CITY INTERNATIONAL D-Cinema FESTIVAL、略称 SKIP CITY IDCF)は、川口市のSKIPシティで行われる映画祭である。
次世代映像産業の発展と集積、映像クリエーターの発掘と育成を目指し、2003年2月にSKIPシティが創設されたされた。その事業目的に沿って2004年3月に第1回の映画祭が開催され、第2回以降は毎年7月に開催されている。ただし、2011年は東日本大震災による電力危機などを考慮して10月に開催時期が変更された。
「Dシネマ」とはデジタルシネマのことをいう。本映画祭では、デジタルで撮影・編集され、デジタルで上映可能な作品を国内外より広く公募し、長編部門(国際コンペティション)・短編部門(国内コンペティション)においてノミネート作品を上映している。出品される作品はすべてデジタルシネマであり、4Kデジタルシネマプロジェクターによる上映を行う。
2010年から樽の形をしたマスコットキャラクター「デジたるくん」が登場している。
目次
プログラム
- 主要部門
- 長編部門 (国際コンペティション)
- 劇場公開用長編映画の制作数が3本以下の監督による作品(70分以上)が対象
- 短編部門 (国内コンペティション)
- 長編部門 (国際コンペティション)
- 関連上映
受賞結果
2004年
第1回(2004年3月20日〜28日)の受賞結果は以下の通り[1]。
- 長編部門
- 最優秀作品賞 - 『ウィルバー・ウォンツ・トゥ・キル・ヒムセルフ(原題)』(監督:ロネ・シェルフィグ、シネフィル・イマジカでの放映題『ウィルバーの事情』)
- 作品賞 - 『エディ(原題)』(監督:ピョートル・トーシャスカルスキ)
- 新人監督賞 - ブラッドリー・ラスト・グレイ(『ソルト(原題)』)
- 短編部門
- 最優秀作品賞 - 『クラスメイト(原題)』(監督:ビョーン・カールストロム、ステファン・トウンベリィ)
- 作品賞
- その他
- 川口市民賞 - 『人形芸人Dont & Not』(監督:船引亜樹、特別上映部門 上映作品)
- 奨励賞
- 『犬と歩けば-チロリとタムラ-』(監督:篠崎誠、長編部門 上映作品)
- 『美女缶』(監督:筧昌也、特別上映部門 上映作品)
2005年
第2回(2005年7月16日〜24日)の受賞結果は以下の通り[2]。
- 長編部門(国際コンペティション)
- 最優秀作品賞
- 『ミー・アンド・ユー・アンド・エブリワン・ウィ・ノウ(原題)』(監督:ミランダ・ジュライ、劇場公開題『君とボクの虹色の世界』)
- 『ブラザーズ』(監督:スサネ・ビア、劇場公開題『ある愛の風景』)
- 優秀作品賞 - 該当作品なし
- 新人監督賞 - マリナ・キャバ・ラル(『ラスト・ミニット』)
- 技術賞 - 『銀飾』(監督:ホアン・ジェンジョン)
- 審査員特別賞 - 『天使』(監督:宮坂まゆみ)
- 短編部門(国内コンペティション)
- 最優秀作品賞 - 『珈琲とミルク』(監督:熊坂出)
- 奨励賞 - 『きみの秘密、僕のこころ』(監督:窪田崇)
- 奨励賞 - 『しゃぼんだまとんだ』(監督:佐藤克則)
- 審査員特別賞 - 『夏っちゃんの夏』(監督:仙石幸太郎)
- 審査員特別賞 - 『次の信号を左に』(監督:下條岳)
2006年
第3回(2006年7月15日〜23日)の受賞結果は以下の通り[3]。
- 長編部門(国際コンペティション)
- 最優秀作品賞 - 『契約』(監督:ルゥ・シュエチャン)
- 新人監督賞 - 『プレイ』(監督:アリシア・シェルソン)
- 脚本賞 - 『シュニッツェル・パラダイス』(監督:マルティン・コールホーベン)
- 技術賞 - 『スクジーテク<小さな妖精>』(監督:トマーシュ・ボレル)
- 審査員特別賞 - 『スイカの皮からの旅立ち』(監督:アフメット・ウルチャイ)
- 短編部門(国内コンペティション)
- 最優秀作品賞 - 該当作品無し
- 奨励賞
- 審査員特別賞
2007年
第4回(2007年7月14日〜22日)の受賞結果は以下の通り[4][5]。
- 長編部門(国際コンペティション)
- 最優秀作品賞 -『うつろいの季節(とき)』(監督:ヌーリ・ビルゲ・ジェイラン)
- 新人監督賞 - ネナド・ジューリッチ(『空からの贈りもの』)
- 脚本賞 - 『月の子供たち』(監督:マヌエラ・シュタッケ)
- 技術賞 - 『スカイマスター、空飛ぶ一家のおとぎ話』(監督:ミカエル・ウィケ、スティーン・ラスムセン)
- 審査員特別賞 - 『ハートラインズ』(監督:アンガス・ギブソン)
- 短編部門(国内コンペティション)
2008年
第5回(2008年7月19日〜27日)の受賞結果は以下の通り[6][7]。
- 長編部門(国際コンペティション)
- 最優秀作品賞 -『幸せのアレンジ』(監督:ステファン・シャイファー、ダイアン・クレスポ)
- 監督賞 - ホセ・エンリケ・マルチ(『ガブリエルが聴こえる』)
- 脚本賞 - イルマル・ラーク(『ザ・クラス』)
- 審査員特別賞
- 『記憶の谺(こだま)』(監督:アナス・モーゲンターラー)
- 『リノ』(監督:ジャン・ルイ・ミレジ)
- 短編部門(国内コンペティション)
2009年
第6回(2009年7月10日〜20日)の受賞結果は以下の通り[8][9]。新設された「SKIPシティアワード」は国内長編作品のみが対象。
- 長編部門(国際コンペティション)
- 最優秀作品賞 - 『あなたなしでは生きていけない』(監督:レオン・ダイ)
- 監督賞 - ジャン=ステファーヌ・ソヴェール(『ジョニー・マッド・ドッグ』)
- 脚本賞 - マリアナ・チェニッリョ(『ノラの遺言』)
- 審査員特別賞 - 『それぞれの場所で』(監督:ダルコ・ルングロブ)
- SKIPシティアワード - 『Lost Paradise in Tokyo』(監督:白石和彌、劇場公開題『ロストパラダイス・イン・トーキョー』)
- 短編部門(国内コンペティション)
- 最優秀作品賞 - 『太陽の石』(監督:遠藤潔司)
- 奨励賞
- 審査員特別賞
2010年
第7回(2010年7月23日〜8月1日)の受賞結果は以下の通り[10][11]。
- 長編部門(国際コンペティション)
- 最優秀作品賞 - 『やがて来たる者』(監督:ジョルジョ・ディリッティ)
- 監督賞 - リウ・ジエ(『透析(原題)』)
- 脚本賞 - 『鉄屑と海と子どもたち』(監督:ラルストン・G・ホベル)
- 審査員特別賞 - 『テヘラン』(監督:ナデール・T・ホマユン)
- SKIPシティアワード - 完山京洪監督(『seesaw』)
- 短編部門(国内コンペティション)
2011年
第8回(2011年10月8日〜16日)の受賞結果は以下の通り[12][13]。
- 長編部門(国際コンペティション)
- 最優秀作品賞 - 『キニアルワンダ』(監督:アルリック・ブラウン)
- 監督賞 - ヴァンニャ・ダルカンタラ(『荒野の彼方へ』)
- 脚本賞 - 『チャンス』(監督:アブネル・ベナイム)
- 審査員特別賞 - 『シンプル・シモン』(監督:アンドレアス・エーマン)
- SKIPシティアワード - 『DON'T STOP!』(監督:小橋賢児)
- 短編部門(国内コンペティション)
2012年
第9回(2012年7月14日〜22日)の受賞結果は以下の通り[14][15]。
- 長編部門(国際コンペティション)
- 最優秀作品賞 - 『二番目の妻』(監督:ウムト・ダー)
- 監督賞 - 中野量太(『チチを撮りに』)
- 脚本賞 - 『旅の始まり』(監督:マルヒン・ロハール)
- 審査員特別賞 - 『ノノ』(監督:ロメル・トレンティーノ)
- SKIPシティアワード - 『チチを撮りに』(監督:中野量太)
- 短編部門(国内コンペティション)
2013年
第10回(2013年7月12日〜21日)開催予定。
- 長編部門(国際コンペティション)
- 最優秀作品賞
- 監督賞
- 脚本賞
- 審査員特別賞
- SKIPシティアワード
- 短編部門(国内コンペティション)
- 最優秀作品賞
- 奨励賞(2作品)