R25 (雑誌)
『R25』(アールにじゅうご)はリクルートが発行するフリーペーパー。2004年7月1日に創刊した。首都圏30km圏内(東京、神奈川、千葉、埼玉の各一部)の主要鉄道駅、東京都心10区内のコンビニエンスストア・大手書店、ターミナル駅周辺の飲食店など合計約1950ヶ所に設置されたスタンドで無料配布されている[1]。
創刊時は毎週木曜日発行だったが、2009年10月1日発行の250号より第1・3木曜日発行になった。 2011年1月20日からは大阪市周辺や名古屋市でも発行するようになった。
概要
求人情報誌などを発行するリクルートが初めて手がけた総合週刊誌とされる(現在は週刊ではない)。創刊当初の発行部数は一都三県で50万部。現在は55万部(首都圏45万部、名古屋3万部、大阪7万部)。誌名の「25」が意味する25歳から団塊ジュニア層の34歳までの男性という従来型総合週刊誌の購読者より若い年齢層をターゲットにして、政治や社会などの時事情勢の解説、著名人へのインタビューなどの記事で構成される。通常52ページと通勤時の電車内でちょうど読みきれる程度のボリュームで、各記事も一駅分ほどのコンパクトさにまとめる方針がとられている。
リクルートの社内新規事業提案コンテスト「RING」で、20代社員が提案し受賞した企画が事業化の出発点となったといわれる。求人や不動産などの物件広告を収益源とする事が多い同社の雑誌としては珍しく、俗にナショナルクライアントと呼ばれる大手広告主からの広告を収益源としているようである。初代の編集長は田中耕介、2代目は藤井大輔、現在は3代目の編集長を柿崎隆が担当している。
収入源として通常の記事や広告以外に宣伝効果を狙ったタイアップ広告が多数掲載されている。また、特集号として一冊まるごと特定のテーマを特集した増刊号をしばしば発行している。
デジタル版『R25』
2007年3月1日よりデジタル版「R25」が発刊され、無料のデジタル版定期購読サービスが開始された。毎週木曜日に紙の『R25』と同様の内容のものがデジタル版定期購読者のパソコンに届けられていたが、2007年8月30日発行号で廃刊した。
別冊等
2006年3月6日には新社会人を対象にした同コンセプトの別冊誌として大学卒業者向けの『R22』と高校卒業者向けの『R17』が東京周辺の駅などで配布された。他にもボーナス時期に合わせた『+R25(ボーナスアールニジュウゴ)』や社内外のメディアやイベント等とタイアップした臨時増刊を配布している。これまでに発行された増刊は『MUSIC R25』『SOCCER R25』『オフモード R25』など。
これらの増刊は駅や隣接する施設に設置された大型ラックによる配布に限定されており、コンビニ等個店のラックでは配布されない。『+R25』は、記事でタイアップしているヨドバシカメラ等、通常は『R25』の配布を行っていない店舗等で配布される事がある。
2006年11月1日には女性向けに『L25』が創刊された。
ウェブサイト
創刊に合わせて『R25』のウェブサイト『R25.jp』がオープン。当時は、『R25』の一部記事を転載するだけであったが、2008年1月10日に『R25』の記事が全て閲覧できるように大幅にリニューアルされた。また、フリーマガジンの内容を転載するだけではなく、『R25.jp』独自の記事も開始された。その後、Yahoo! JAPAN 内に移転したため『web R25』に改称。
モバイルサイト
同誌と同じく団塊ジュニア層をターゲットとしたモバイルコンテンツサービス「R25式モバイル」が2005年7月1日に開設されたが、2009年7月30日をもってサービス終了。一部のコンテンツは同年10月15日に開設された『mobileR25 powered by Yahoo! JAPAN』に引き継がれた[2]。
ラジオ番組
2008年10月4日から2009年3月28日まで、TBSラジオでラジオ番組『R25「ナイスQ」編集部』が放送された。
アプリ
同誌の最新記事をスマートフォンやタブレットで閲覧できるアプリシリーズ。
- 2010年5月 iPhone版リリース
- 2010年7月 iPad版リリース
- 2011年1月 Android版リリース
脚注
関連項目
外部リンク
- web R25
- テンプレート:Twitter(公式裏アカウントとして「÷R25くん」というのもある。)
- 『R25 酒肴道場』公式ブログ
- R25式モバイル - ※携帯電話からのみアクセス可能
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