せみ
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せみとは、第二次世界大戦中の日本で、それまでと異なるものとして発案された前翼型の航空機、MXY6用発動機のことである。
日本における前翼型の航空機(後の震電)は1942年(昭和17年)に海軍航空技術廠部員であった技術大尉・鶴野正敬によって提案された。 前翼型の機体は、兵装を前部に集束できることが利点と考えられ、日本本土の防衛や長距離爆撃機の迎撃用戦闘機を指向して研究開発が始められた。
諸元
- 型式:AVA-4H(せみ11型)
- 形式:空冷式水平対向四気筒
- 製造:日本内燃機
- 公称出力:25HP
- 離陸出力:35HP
MXY6
前翼機の特性をみる為に製作された機体がMXY6である。この機体はモーターグライダーで、並列複座機であった。
- 製造:茅ヶ崎製作所
- プロペラ:木製4翅
- 全幅:11.14米
- 全長:9.66米
- 全高:4.21米
- 主翼面積:20.5平方米
- 前備重量:640kg
- 構造:木製骨組・合板羽布張り・金属製降着装置
- 機構:スロット翼・三輪降着装置(引き込まれない)