M37 (天体)
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M37 | |
星座 | ぎょしゃ座 |
観測データ | |
種別 | 散開星団 |
赤経 (RA, α) | 05h 52.4m (J2000.0) |
赤緯 (Dec, δ) | +32°33' (j2000.0 |
距離 | 4400光年 |
視等級 | 5.6 |
視直径 | 24 |
物理的性質 | |
直径 | _ 光年 |
色 (B-V) | _ |
絶対等級 | _ |
特性 | _ |
その他の名称 |
NGC 2099 |
250px |
M37 (NGC2099) はぎょしゃ座にある散開星団。距離4600光年。1654年にジョヴァンニ・バチスタ・ホディエルナが発見した。シャルル・メシエは1764年「M36にやや先行する。小さな星が並んで集まり接近し、星雲状のものをつつんでいる。3.5フィートの望遠鏡では星はみられない」と記している。
非常に微星が多く小口径で見ごたえのある星団。双眼鏡ではうすぼんやりした三角形の光の上に、明るい星がバラバラある状態に見える。口径8cmでは星雲状のもやの上に多くの星々が見える。また、微星も見え始める。全ての星を分離するには口径20cmの望遠鏡が必要である。M37は明るい星の中に微星が多くちりばめられており、大口径の望遠鏡になればなるほど星が多く見えてきて、どの望遠鏡でも楽しめる星団である。
ぎょしゃ座にはM36,M37,M38とよく似た散開星団が並んでいるが、その中で最も大きな星団である。青い星が多い若い星団である。集中度はたて座のM11と同じで大きさは約2倍ある。