M110 (天体)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
M110 | |
星座 | アンドロメダ座 |
観測データ | |
型 | E6 |
赤経 (RA, α) | 00 h 40.4 m (J2000.0) |
赤緯 (Dec, δ) | +41° 41' (J2000.0) |
距離 | 232.5万 光年 |
視等級 | +8.9 |
視直径 | 17' × 10' |
物理的性質 | |
直径 | 1万5000 光年 |
色 (B-V) | _ |
絶対等級 | _ |
特性 | _ |
その他の名称 | |
300px |
M110 (NGC205) は、アンドロメダ座に位置する楕円銀河である。アンドロメダ銀河 (M31) の2番目に大きな伴銀河で、局部銀河群に属する。1773年にシャルル・メシエが発見した。
距離はおよそ230万光年で、質量は銀河系よりは小さいと考えられている。望遠鏡ではM31の中心から北西に45'ほど離れた位置に見える。
なおメシエカタログは当初M109までで終わっており、この星雲はメシエの生前にはカタログに登録されていない。しかし彼の残したM31のスケッチの中にM32とともに描き込まれていたため、1968年にM110と呼ぶことがジョーンズにより提案されたものである。研究者の中にはこれを認めず、NGC205という呼称を用いるべきであるとする者もいる。
口径5cmの望遠鏡で注意深くみると見える。口径10cmの望遠鏡ではっきりと見えてくる。口径20cmで見ても口径10cmで見たのとあまり変わらない。