Linuxマシン
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Linuxマシン(リナックスマシン)とは、Linuxカーネルや、Linuxカーネルを含めたGNU/Linuxオペレーティングシステムを直接走らせているコンピュータを指していう。ソフトウェアだけではなく、ハードウェアも含めている。Linuxボックスと呼ぶこともある(英語ではLinux boxが普通の呼び名)。
Linuxは多くの種類のコンピュータ(CPUアーキテクチャ、コンピュータ・アーキテクチャ)で利用可能なオペレーティングシステム (OS) で、Linuxマシンと呼んでも、通常のパーソナルコンピュータを始め、マッチ箱程度のサイズから、大きなものはメインフレームと呼ばれる大型のコンピュータまで、世界に存在するコンピュータと呼べる多くの物の上で動作している。そのため、Linuxマシンと呼んでも、どんな風な外観をしているかを定義することは出来ない。しかし、Linuxマシンと言ったとき、多くの場合はパーソナルコンピュータ、サーバコンピュータでLinuxが動作しているものを指す。
Linuxマシンを作ることが出来るコンピュータのタイプ(CPUアーキテクチャ)はLinuxカーネルを参照のこと。
Linuxマシンと言った場合、ネットワーク上で独立した単位のコンピュータを指す場合が多く、複数のLinuxマシンが何らかのネットワークで接続され、処理を複数のコンピュータで処理し、利用者から一つのコンピュータの塊に見えるような場合は、Linuxクラスター(またはコンピュータ・クラスター)と呼ぶ。
また、Linuxクラスターの一種であるが、クラスターがインターネット上に作られているような場合は、Linuxグリッドと呼ぶ。グリッドの場合、特に複数のOSが参加できるようにしている場合が多い。
Linuxマシンの使われ方
Linuxマシンの分類
- ルーター
- マッチ箱程度からVHSビデオテープ大のもので、ルーターとして使われているもの。
- デスクトップコンピュータ
- ユーザーの作業基盤となるコンピュータ。ほとんどの場合X Window Systemを搭載しているため、GUIでの操作が可能な場合が多い。様々なLinuxディストリビューションが利用可能である。
- クラスター
- ブレードサーバを集めたもの。データセンター内で稼働している。