ローレンス・レッシグ

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左:ローレンス・レッシグ。右:ジミー・ウェールズ(オンライン百科事典ウィキペディアの創設者)。2007年ドゥブロヴニクで開かれたiCommons iSummit にて。ウィキペディアは2009年6月にクリエイティブ・コモンズ・ライセンスを採用した。

ローレンス・レッシグ(Lawrence Lessig、1961年6月3日 - )は、アメリカ合衆国法学者。専門は憲法学及びサイバー法学ハーバード大学法学教授およびエドモン・J・サフラ財団倫理センター所長。

スタンフォード大学ロー・スクール教授及び同大学のインターネット社会研究所を歴任。

人物

ペンシルベニア大学ビジネス・スクール、ケンブリッジ大学トリニティ・カレッジイェール大学ロー・スクール法学を専攻した。専門は憲法学およびサイバー法学。著作権の拡大に対する批判で知られる。

スタンフォード大学に移る前は、ハーバード大学及びシカゴ大学ロー・スクールで教えていた。政治的にはリベラルだとみられているが、非常に保守的なことで知られるリチャード・ポズナー判事とアントニン・スカリア判事のロー・クラークを務めていたこともある。

エルドレッド・アシュクロフト裁判Eldred v. Ashcroft)で原告のエリック・エルドレッド(Eric Eldred)の代理人を務め、フリー・カルチャーFree Culture)のコンセプトを打ち出した。また、フリーソフトウェア運動も支持している。フリーソフトウェア財団と自らが設立したクリエイティブ・コモンズの理事を務めている。

ソフトウェア特許オープンソースとイノベーションの脅威になると予想しており、2002年に行われたOSCONのスピーチではこの話題がおよそ半分を占めた。

2002年には、フリーソフトウェア財団のフリーソフトウェア推進栄誉賞を受賞した。2004年4月よりフリーソフトウェア財団の理事をつとめる。

2009年ハーバード大学法学部教授及びエドモン・J・サフラ財団倫理センター所長を務める。

著書

単行本については、最新作であるRepublic, Lostを除き、邦訳されたものが日本で発売されている。

  • Code and Other Laws of Cyberspace(Basic Books、2000)
(『CODEインターネットの合法・違法・プライバシー山形浩生柏木亮二翔泳社2001年)ISBN 4881359932
WikiスタイルでCODE Ver.2の編集・校正が行われている
  • The Future of Ideas- the Fate of the Commons in a Connected World, (Random House、2001)
(『コモンズネット上の所有権強化は技術革新を殺す』山形浩生訳 翔泳社、2002年) ISBN 978-4798102047
  • Free Culture- How Big Media Uses Technology and the Law to Lock Down Culture and Control Creativity(Penguin Press、2004)
(『Free Cultureいかに巨大メディアが法をつかって創造性や文化をコントロールするか』山形浩生・守岡桜訳 翔泳社、2004年) ISBN 4798106801
原文はクリエイティブ・コモンズ・ライセンスのもとで公開されている。[1]
(『Code Version 2.0』(山形浩生 [訳]、翔泳社、2007年、ISBN 4798115002)
  • Remix: Making Art and Commerce Thrive in the Hybrid Economy (Penguin Press、2008、ISBN 1594201721)
(『Remix』(山形浩生 [訳]、翔泳社、2010年、ISBN 4798119806)
  • Republic, Lost (Grand Central Publishing、2011、ISBN 0446576433)

関連項目

外部リンク

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