Begin Japanology
Begin Japanology(ビギン・ジャパノロジー)とは、2003年からNHKワールドTVで放送されている日本を紹介する海外に向けた番組であり、日本国内ではNHKBS1でも放送されている。
目次
番組概要
番組は基本的に英語で進行される(インタビューでは日本語で問いかける場合もある)ため、NHKワールドTVでの本放送・再放送とBS1では英語が主音声、日本語吹き替えが副音声の2か国語放送(BS1のデジタル放送はステレオ2音声)。また、NHKワールド・プレミアムでは日本語吹き替えが主音声で英語が副音声となっている(以前はNHKワールドTVでの再放送も2008年の完全英語放送化まで日本語主音声、英語副音声の放送が数回あった。)。2013年度の番組改編で『Weekend Japanology』時代から続いていた英日2か国語放送が打ち切りとなり、2013年4月放送分からは英語音声のみのステレオ放送となる予定。字幕テロップは開始当初からごく一部を除いて英語表記となっている。
番組開始から2007年9月までは『Weekend Japanology』(ウィークエンド・ジャパノロジー)という表題で放送されていたが、2007年10月からは現在の『Begin Japanology』にタイトルが変更された。ただし、番組のコンセプトは同じである。2008年3月まではスタジオでの収録だったが、2008年4月以降は屋外ロケーションでの収録が中心(スタジオでの収録の場合もある)となっている。
放送日時
海外向けの放送
NHKワールドTV
- 初回放送 日本時間(以下同じ)毎週金曜日9時30分から10時00分
- 再放送 金曜日13時30分から14時00分、17時30分から18時00分、21時30分から22時00分と土曜日1時30分から2時00分、5時30分から6時00分。
※このほか、2009年2月からは日本時間で火曜、木曜、金曜、土曜の1時25分から1時30分、3時25分から3時30分、5時25分から5時30分、7時25分から7時30分には、『Begin Japanology mini』と題して本番組を5分間に凝縮した短縮版を放送している。
NHKワールド・プレミアム
- 毎週日曜日2時10分から2時40分(日本語主音声・英語副音声で放送。)
日本国内向けの放送
- BS1 毎週月曜深夜(火曜未明)3:00-3:30
- 2009年度までは総合テレビ(関西地方のみ教育テレビ)で深夜の時間帯に放送されていたが、2010年度にBS1の放送に移行した。なお、BS1は2004年度以前も週末の深夜枠で不定期に(2回分を一度にまとめてなど)放送されていた。
- 「2か国語」のテロップ表示は国内の放送ではNHKワールドのステーションID映像に載せて時刻とともに表示されるが、国際放送ではNHKワールドのステーションID映像が流れた後、本編に入ってから表示される(2008年10月以降はNHKワールドのステーションID映像そのものが流れず、オープニング映像からの開始となる)。また、かつて日本国内の放送では「この番組はNHKワールドTVで○○年○○月に放送されたものです」というテロップを表示していたが、現在は表示されていない。
- 2008年10月放送分からハイビジョン制作となり、デジタル総合テレビでは16:9のハイビジョン画質で放送され、2か国語放送もステレオ2音声となっている。デジタルBS1では2011年3月までは16:9の標準画質だった(ステレオ2音声放送は実施)が、2011年4月からBS1のハイビジョンチャンネル化に伴ってハイビジョン放送を開始し、実質的に1年ぶりの国内放送におけるハイビジョン放送の再開となった。
- 2008年9月まではスタジオやカメラの都合上4:3サイズでの放送(額縁放送)となっていた為、両サイドは灰色バック(放送休止時の画面と同じもの)が映るのみで、特別なアクセントがない状態だった。現在はNHKワールド制作の番組でも多くがハイビジョン化されている。
- 本番組を含め、NHKワールドTVの2か国語放送番組は全番組で英語が主音声、日本語が副音声であるため日本語音声を聞くにはリモコンの音声切替ボタンを操作する必要がある(日本国内向けのデジタル放送では全番組がステレオ2音声放送である)。そのため「日本語は副音声でお伝えしています」と字幕スーパーで表示されている。
番組内容
基本コンセプトは、番組名の通り「Japanology」すなわち日本学。 日本文化の忘れられがちな側面に光を当て、多くの日本人が何でも情報に感化され、一方向に並ぶ傾向が多いというような日本人観を打破すること。 真の日本の姿を世界へ発信し、等身大の日本文化への理解を促す。
番組テーマとして
- 日本の伝統文化
- 旬の食材、食文化
- 日常生活の一側面
- 最新の流行・ファッションなどを取り上げる、
スタジオ収録時には毎回テーマに関する専門家をゲストコメンテーターとして番組に招いていた。現在は文化・伝統などの紹介と並行する形で年数回、バラカンが日本文化・伝統に造詣を持つ在日外国人のもとをたずねる「ジャパノファイルス」というインタビューが行われる。
司会
- 以下過去の出演者
Begin Japanology に番組名が変更になってからは Out & About のコーナーは無くなっている(旅番組「Nippon Out & About」として独立し、現在は「journeys in Japan」として放送中)。 以前の Weekend Japanology 時代には以下のレポーターによってコーナーが設けられていた。
- Judit Kawaguchi ユディ川口
- Andrew Bukenya アンドリュー・ブケニヤ
- Vincent Giry ヴァンソン・ジリ
- ジェイソン・ハンコック
語り手
- 英語版 スチュウット・バーナム・アトキン
- 日本版 上田泰子
テーマソング
- 演奏 吉田兄弟
- 浮世絵をイメージしたアニメーションをバックに演奏されている。
その他
Music のコーナーで、日本の様々なジャンルの音楽を紹介している。