21番染色体
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テンプレート:出典の明記 21番染色体(にじゅういちばんせんしょくたい)は、常染色体の1つ。
ヒトの21番染色体
ここではヒトのそれについて説明する。ヒト21番染色体は22種類ある常染色体のうち最も小さく、270の遺伝子が含まれる。含まれる遺伝子が少ないため、他の染色体にくらべ染色体異常の影響が小さく、染色体数に異常が生じた場合でも生存が可能であり、その症状はダウン症として現れる。
染色体は大きい順から順番をつけるのが慣わしであったのだが22番染色体より前にこちらが発見されたため、21番染色体と22番染色体は大きさと番号が逆転してしまっている。
21番染色体に関連する疾患
ファイル:21 trisomy - Down syndrome.png
ダウン症候群 通常では21番染色体を2本もっているところを、ダウン症の人は3本持っている(このことを、三倍体を形成している、という)。右下に見えるXとYは性染色体。