東京都写真美術館
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(1992年の展覧会 (東京都写真美術館)から転送)
東京都写真美術館(とうきょうとしゃしんびじゅつかん)は、東京都目黒区三田一丁目にある、写真・映像専門の公立美術館である。指定管理者制度により、東京都歴史文化財団グループ(公益財団法人東京都歴史文化財団、鹿島建物総合管理株式会社、アサヒビール株式会社の共同事業体)が管理・運営している[1]。
概要
日本における初の本格的な写真映像の文化施設として設けられた美術館。個人名を冠したものを除いた写真一般の美術館としては日本初である。
展示施設としては、3階(写真共催展向けまたは貸出会場、495㎡)、2階(写真独自企画展向け会場、495㎡)・地下1階(写真以外の映像一般展向け映像展示室、532㎡)の3つがある。4階は図書室となっており、図書36,500冊、雑誌1,400種を所蔵する。1階ホール(283㎡)では新作映画の封切公開をしている。そのほか、ミュージアムショップ、カフェなども備える。
一次開館以降、多彩な企画展を中心に積極的に内外の写真作品を紹介し、また近年はアニメやテレビゲームといった写真以外の映像文化にも力を入れている。
収蔵品として、荒木経惟、植田正治、木村伊兵衛、須田一政、東松照明、奈良原一高、濱谷浩、林忠彦、細江英公、森山大道、渡辺義雄など、日本を代表する作家の作品を多く収蔵している[2]。
沿革
- 1986年(昭和61年)11月 - 第二次東京都長期計画で「写真文化施設の設置」を発表。
- 1990年(平成2年)6月 - 渋谷区恵比寿四丁目19-24 にあったライブハウスの建物を利用し、一次施設として開館。(区界を挟んでいるものの目黒区三田の現所在地から300mほどの位置)
- 1991年(平成3年)8月 - 恵比寿ガーデンプレイスおよびその一角を占める当館総合施設が着工。
- 1994年(平成6年)8月 - 総合施設が竣工。
- 1995年(平成7年)1月 - 「東京都写真美術館」として正式に総合施設が開館。
館長
- 初代:渡辺義雄(1990年6月 - 1995年3月)
- 第2代:三木多聞(1995年4月 - 2000年3月)
- 第3代:徳間康快(2000年4月 - 2000年9月)
- 第4代:福原義春(2000年11月 - 2012年現在)
刊行物
2012年現在、東京都写真美術館ニュース「eyes」(季刊)、東京都写真美術館紀要(年刊)、東京都写真美術館年報を発行している。