黒人

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ファイル:Unlabeled Renatto Luschan Skin color map.png
先住民の肌の色。サブサハラアフリカに、最も肌の色が濃い人々であるネグロイドが住む。ただし他にも、ほとんど同じくらい色が濃い人々がいくつかの地域に住む。

黒人(こくじん、テンプレート:En)は、肌の色が濃色でに近い人種である。黒色人種(こくしょくじんしゅ)。

ネグロイド(アフリカ黒人)の同義語として使われることもあるが、国によっては異なる意味合いを持つことがある。

人種を肌の色で分けた(18~19世紀の分類である)、白人 (白色人種、テンプレート:Interlang)・黄色人種 (テンプレート:Interlang)・赤色人種 (テンプレート:Interlang)・褐色人種 (テンプレート:Interlang) と並ぶ5人種の1つに位置づけられる。

各地の黒人

テンプレート:Flagicon アメリカ合衆国

ファイル:Colin powell (official portrait).png
「黒人」「アフリカ系」とされるコリン・パウエル。しかし、容貌には若干のネグロイドの特徴が見られるものの、肌の色は黒とは言えない。

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アメリカ合衆国では、「黒人 (テンプレート:En)」の同義語(あるいは政治的に正しい言い換え)として「アフリカ系 (テンプレート:En)」が使われる。この語は通常、「アフリカに出自を持つ」という文字どおりの意味では使われない。たとえば、北アフリカアラブ人を祖先とする者はアフリカ系ではない。

アメリカ合衆国では、「黒人」も「アフリカ系」も、単に人種的特徴を表すにとどまらず、奴隷の子孫という歴史と文化を共有した民族集団としての側面も持つ。 テンプレート:仮リンクは、「黒人[1]」や「アフリカ系[2]」という語は、奴隷とその子孫に限定すべきだと主張している。したがって彼女によれば、バラク・オバマは黒人ではない[1][3]

1967年まで、いくつかのでは、先祖に1人でも黒人がいる者は黒人であるとする「一滴ルール (テンプレート:Interlang)」があった[4]。黒人と白人のハーフであるバラク・オバマハル・ベリー、黒人のクォーターにすぎないタイガー・ウッズなどが黒人とみなされるのもこの影響があるとされる[5]

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テンプレート:Flagicon オーストラリア

オーストラリアにはネグロイドはほとんどいないが、先住民アボリジニトレス海峡諸島民)が黒人 (テンプレート:En) と呼ばれることがある[6]

出典

テンプレート:Reflist
  1. 1.0 1.1 テンプレート:Cite journal
  2. Debra Dickerson - The Colbert Report - 2/8/07 - Video Clip | Comedy Central
  3. テンプレート:Cite web
  4. One drop of blood
  5. ‘One-Drop Rule’ Appears to Persist for Biracial Individuals | Harvard University Faculty of Arts and Sciences
  6. リーダーズ英和辞典』(初版 1984)「テンプレート:En