魚籃坂
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魚籃坂(ぎょらんざか)は、東京都港区三田四丁目と高輪一丁目の境に存在する坂である。なお、魚籃坂の「籃」は「くさかんむり」ではなく「たけかんむり」である。
地形
魚籃坂下交差点から登り、頂上から伊皿子坂に至る(すなわち麻布側からの登りが魚籃坂、頂上から海側に降りる坂が伊皿子坂である)。
魚籃坂下交差点付近には図書印刷本社、ケビン山崎が運営するジム「トータルワークアウト」1号店、および2005年11月までほぼ日刊イトイ新聞事務所が入居していた「明るいビル」(三田和順会館)などがあった(現在は進学塾・SAPIXが入居)。
名称の由来
坂の中腹に魚籃寺が存在することから付けられた。
関連項目
- 魚籃坂にて:牧野信一による随筆。当時は郊外であった当地が描かれている。[1]
- 病院坂の首縊りの家:横溝正史の執筆した長編推理小説。舞台がこの近辺に設定されている。(作品中では魚籃坂下から大丸ピーコック高輪魚籃坂店の裏に上る坂が「病院坂」とされている。)
- 川口有:文芸評論家。付近に住むことから「魚籃坂」をハンドルネームにしている。
- 「魚籃坂横断」:カーネーションのアルパム『SUPER ZOO!』に収録されている楽曲。
- 白金高輪駅:魚籃坂の最寄駅。南北線開業前は「清正公前」という仮称で表記されていたが、「魚籃坂」「魚籃坂下」「白金1丁目」などの候補もあり、最終的に駅がまたがる2地区の住所表示を取り入れた現在の駅名が採用された。