須賀利御太刀
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須賀利御太刀(すがりのおんたち)は、神宮式年遷宮で調製される伊勢神宮内宮の神宝の1つ。
「須賀利」は『皇太神宮儀式帳』では「須賀流」と記されている。「須賀流」はジガバチの古語で、蜂のように美しい装飾からの命名と考えられる。
概要
柄に朱鷺の尾羽根を2枚使うことが定められているが、平成5年(1993年)の第61回式年遷宮のときに日本で朱鷺が絶滅寸前となり、羽根の入手が不可能かと思われたが、篤志家が保管していた羽根を譲り受け、平成25年(2013年)第62回式年遷宮の分まで確保された。
明治までは次の遷宮ののち、さらに次の遷宮での見本とするために20年間宝殿保管されたのちに神宮の宮域に埋められていた。神宮徴古館開館以降は、神宮徴古館やその他の博物館の企画展で撤下品が展示されるようになった。
参考資料
- 『伊勢神宮の衣食住』(矢野憲一著、東京書籍、ISBN 4-487-72230-6)