雲形定規
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雲形定規(くもがたじょうぎ、うんけいじょうぎ) は、曲線定規の一種。雲のような形をしている定規。
曲線を描くのに用いる定規で様々な曲線からなる。通常は数枚の定規がセットになっており、引きたい曲線に合った部分を選んで用いる。通常の雲形定規より曲線数が多く枚数が少なくても利用できる万能雲形定規もある。他に、特に大型のものを描くための造船定規、円弧を描くための鉄道定規またはR定規、自分の描きたい曲線を自由に描いたり、連続的した曲線を描いたりするための自在曲線定規、微妙な線を描くためのもの、特に数学的に計算された放物線および等角螺線を描くためのユニカーブ定規などが存在する。
以前は木製のものが多かったが、現在ではほとんどが合成樹脂製である。