金融先物取引
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金融先物取引(きんゆうさきものとりひき)はいわゆるデリバティブ(金融派生商品)の一つで、価格や数値が変動する各種金融商品や金利等について、未来の売買についてある価格での取引を約定(やくじょう)するものをいう。対義語は現物取引。
概要
先物の決済日には現物を現金で決済するもの(デリバラブル:国債先物等)と、現物との価格差で差金決済(ノンデリバラブル:金利先物、指数先物等)がある。証券取引所や、金融先物取引所に上場されている。
本来は、価格変動の影響を避けるための手段(リスクヘッジ)として利用されるが、現物との価格の乖離を利用して利益を得る裁定取引(アービトラージ)というものがある。
先物の決済日には先物価格と現物価格が同じになるので、ある日の先物の理論価格が現物と比べて割安な場合、先物を買って現物を売り、先物の決済日に反対の取引をすると利益が得られる、というものである。
種類
金融先物取引には以下の種類がある。