金上駅
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
金上駅(かねあげえき)は、茨城県ひたちなか市大平四丁目にあるひたちなか海浜鉄道湊線の駅である。
駅構造
島式1面2線のホームを有する地上駅で無人駅である。駅舎はホーム上にある。ホームはかなり長い。
かつては現在と同様に1面2線の島式ホームを有する交換駅であったが、下り線の線路は撤去されたため、2010年6月までは1面1線での営業となっていた。
2010年1月から3月までの期間で、列車交換設備を復活させる工事が実施された(ひたちなか海浜鉄道のホームページでは「行き違い設備の新設」としている)。2010年3月19日から新ホームでの営業が開始され、2010年6月26日からは新設された下り線ホームの運用が開始された。
列車交換設備の「復活」にあたって、かつて使われていた施設をなぞるように設置するのではなく、分岐器およびホームは旧位置よりも勝田方に移動して設置される。これは、阿字ヶ浦方の分岐器があった場所に新たに建物が建てられてしまったことにより、駅そのものを移設しないと交換設備を設置できないための措置である。
工事完了後も列車交換を用いたダイヤは組まれていなかったが、2010年9月1日のダイヤ改正による勝田 - 那珂湊間区間列車の増発に伴い、交換設備の使用が開始された(テンプレート:PDFlink)。
のりば
1 | テンプレート:Colorひたちなか海浜鉄道湊線 | 勝田方面 |
---|---|---|
2 | テンプレート:Colorひたちなか海浜鉄道湊線 | 那珂湊・阿字ヶ浦方面 |
利用状況
- 金上駅の利用状況の変遷を下表に示す。
- 輸送実績(乗車人員)の単位は人であり、年度での総計値を示す。年度間の比較に適したデータである。
- 乗降人員調査結果は任意の1日における値(単位:人)である。調査日の天候・行事等の要因によって変動が大きいので年度間の比較には注意を要する。
- 表中、最高値を赤色で、最高値を記録した年度以降の最低値を青色で、最高値を記録した年度以前の最低値を緑色で表記している。
年 度 | 当駅分輸送実績(乗車人員):人/年度 | 乗降人員調査結果 人/日 |
特 記 事 項 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
通勤定期 | 通学定期 | 定期外 | 合 計 | 調査日 | 調査結果 | ||
2000年(平成12年) | 55,134 | ||||||
2001年(平成13年) | 51,919 | ||||||
2002年(平成14年) | 48,664 | ||||||
2003年(平成15年) | 45,682 | ||||||
2004年(平成16年) | 42,128 | ||||||
2005年(平成17年) | 42,289 | ||||||
2006年(平成18年) | 42,131 | ||||||
2007年(平成19年) |
駅周辺
バス路線
いずれの路線も、駅前にある金上駅前バス停に停車する路線である。
乗場 | 系統 | 主要経由地 | 行先 | 運行会社 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
三反田・柳沢 | 那珂湊駅 | 茨城交通 | |||
勝田南コース | 中根小学校・海浜公園西口・東中根集会所 | 勝田駅東口 | スマイルあおぞらバス | ||
表町南・表町 | 勝田駅東口 | 茨城交通 | |||
勝田南コース | 表町南・日製ひたちなか総合病院 | 勝田駅東口 | スマイルあおぞらバス |
歴史
- 1928年(昭和3年)7月17日 - 湊鉄道の駅として開業。
- 1944年(昭和19年)8月1日 - 交通統合により、茨城交通の駅となる。
- 2008年(平成20年)4月1日 - 茨城交通が湊線をひたちなか海浜鉄道に移管。ひたちなか海浜鉄道の駅となる。
- 2010年(平成22年)3月19日 - 列車交換設備復活工事で新設された新ホームでの営業を、同日の始発列車より開始。
- 2010年(平成22年)6月26日 - 新下り線の供用開始。
- 2010年(平成22年)9月1日 - ダイヤ改正により定期列車交換開始。
改修前の様子
- Kanaageeki.JPG
旧駅舎(2009年10月24日)
- Minatosen Kaneage eki 1.jpg
金上駅(2005年08月02日)
- Kanaageeki-home.JPG
ホームベンチ(2009年10月24日)
隣の駅
- ひたちなか海浜鉄道
- テンプレート:Color湊線
関連項目
外部リンク
- 金上駅 - ひたちなか海浜鉄道