通過算

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索

通過算(つうかざん)は、算数において、速さを題材とした文章題のパターンの一つ。通常、動点や歩行する人・自動車が走る状態を考えるとき、そのもの自身の幅は計算に入れないが、列車やトンネルにさしかかってから完全に通過するまでのように動くものの幅を計算に入れて考える問題を通過算と呼ぶ。

公式

  • 通過の場合
通過の時間= 橋やトンネルと列車の長さの和
速さ

これを用いて解く。


通過旅人算

列車どうしの追い越しやすれ違いも通過算ということもあるが、速さをたしひきする、いわゆる旅人算の応用であるからこれを区別して通過旅人算(つうかたびびとざん)と呼ぶこともある。

公式

  • 追い越す場合
追い越す時間= 列車どうしの長さの和
速さの差
  • すれ違う場合
すれ違う時間= 列車どうしの長さの和
速さの和