近江屋
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解説
現在の四条河原町一帯に土地を持っていた名家、井口家の近江屋井口新助が営んでいた。
坂本龍馬や中岡慎太郎が暗殺された場所としても知られる(近江屋事件)。
なお、現在、「坂本龍馬 中岡慎太郎 遭難之地」と記された石碑が建っている場所[1]は、当時の近江屋の北隣にあたる。建立場所が隣地になったのは、1927年の建立の際、土地所有者の了承が得られなかったためとされる[2][3]。
近江屋主人の井口家の墓は金戒光明寺にある。元裁判官の井口博は近江屋・井口新助の末裔にあたる。
脚注
- ↑ 以前は旅行代理店(京阪交通社)だったが2013年12月21日より「京のとんぼ 近江屋本店」(回転寿店)の前に石碑と案内板が建っている。
- ↑ 碑には子孫である井口新之助とともに隣地の所有者である水島善太郎の名がある(碑文)。
- ↑ 中村武生『京都の江戸時代を歩く』(文理閣 2008年) 171ページ