三上山
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テンプレート:Infobox 山 テンプレート:Mapplot 三上山(みかみやま)は滋賀県野洲市三上にある山。一般には近江富士として知られる。標高432m。ふもとには御上神社や滋賀県希望が丘文化公園がある。
地理
平野部の残丘(浸蝕から取り残され、孤立した丘陵。モナドノック(英:Monadnock)であるため標高の割には目立ち、琵琶湖をはさんだ湖西からでも望める。南西部を野洲川が流れる。登山道は西側に表登山道と裏登山道が、東側に花緑公園側登山道がある。
歴史
『古事記』『延喜式』にも記述が見え、また和歌にも詠まれた由緒ある山である。紫式部が「打ち出でて 三上の山を 詠れば 雪こそなけれ 富士のあけぼの」と詠んだように近江富士という愛称がある[1]。藤原秀郷(俵藤太)による大ムカデ退治伝説が残ることから「ムカデ山」の異名も持つ。
中世以降、周囲の山々が燃料などの採取目的に伐採が続けられて、大規模にはげ山化していったが、三上山は取り残されるように青々とした山様を維持した。このことからランドマーク的に存在感を増し、松尾芭蕉が「三上山のみ夏知れる姿かな」と詠んでいる[2]。
交通
出典
- ↑ 国立国会図書館レファレンス共同データベース
- ↑ ぶらい近江のみち第3回-銅鐸博物館を訪ねて-129号- メディカルライティング研究会の会報、曽我一夫