谷瀬の吊り橋
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谷瀬の吊り橋(たにぜのつりばし[1])は、奈良県吉野郡十津川村にある日本最長の生活用鉄線の吊り橋[1]。橋の銘板にはたにせばし(谷瀬橋)と刻まれているほか、一部の地図には谷瀬大橋と記載されている。
概要
十津川(熊野川)に架かり十津川村上野地(うえのじ)と対岸の谷瀬(たにせ)を結ぶ。高さ54m、長さ297m。1954年(昭和29年)に架橋された。[1]
この橋は、当時完成に800万円を要しており、教員の初任給が7,800円、米10キログラムが765円であった戦後復興期の時代に、地元の住民が1軒当たり20 - 30万円を出し合い、村の協力を得て建設した生活道路橋である[1]。そのため、地元の人や郵便配達員などはビジネスバイク等で渡って行くが、一般の観光客は自転車やバイク等二輪車での通行は禁止されていて、徒歩での通行のみとなるので注意が必要である。また、この橋が地元の学校への通学路となっている。
中央部に幅約80cmの板が敷いてありその上を歩くが、中央部分はかなり揺れる。「危険につき20名以上は同時に橋に乗らないように」の旨の注意書きがある。
終日無料で通行できるが、混雑期には一方通行規制が行われることもある。この場合、対岸から臨時有料バスで戻ることになる
テレビCMと吊橋
- 酒造メーカー
「渡が渡ります」のキャッチコピーで俳優渡哲也が吊橋を渡るシーンが茶の間に流れた。
- 携帯電話会社
関西限定のCM。俳優赤井英和が吊橋の上で携帯電話で話をする映像であり、「(秘境)十津川村でもつながります」がキャッチコピーであった。
交通アクセス
車
バス
- 奈良交通(八木新宮線・十津川線) 上野地停留所
- 特急(八木新宮線)は当停留所で20分程度の休憩時間があり、混雑していなければこの時間に渡ることも可能だが、遅れた場合はバス遅延の原因になるので、推奨はされない。
ギャラリー
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