議政府
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議政府(イジョンブ)は、李氏朝鮮における最高行政機関。正一品衙門。
この機関が創設されたのは、1400年(定宗2年)に都評議使司、門下府を統合して創設される。翌年1401年(太宗1年)門下府の機能を独立させ、司諫院とした。
概要
議政府は『経国大典』で「総百官平庶政理陰陽経邦国(すべての官吏を総帥し、諸政を公平にし、陰陽を明確にし、国家を運営する)」と定義されている。国政運営を協議し、王の裁可を仰いだうえで行政実務を分掌する六曹へ指示した。
構成
官位 | 官職 | 定数 | 備考 |
---|---|---|---|
正一品 | 領議政(영의정) | 1人 | 三公。現代の国務総理に相当 |
正一品 | 左議政(좌의정) | 1人 | 三公。現代の副首相に相当 |
正一品 | 右議政(우의정) | 1人 | 三公。現代の副首相に相当 |
従一品 | 左賛成(좌찬성) | 1人 | |
従一品 | 右賛成(우찬성) | 1人 | |
正二品 | 左参賛(좌참찬) | 1人 | |
正二品 | 右参賛(우참찬) | 1人 | |
正四品 | 舎人(사인) | 2人 | |
正五品 | 検詳(검상) | 1人 | |
正八品 | 司録(사록) | 2人 | 定員2人だが実員1人 |
- 公事官は11人、うち文班2人・武班9人、従六品。経国大典では備辺司の郎庁の係とある。武班は参上5人、参外4人とし、参外は出仕日数が20ヶ月に達すれば六品に昇任させる。