芥川 (大阪府)
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高槻市川西町国道171号から上流方向
芥川(あくたがわ)は、主に大阪府高槻市を流れる淀川水系の一級河川。
名称の由来は阿久刀神社の荘園の川、阿久刀川から転じたものであると言われる。 伊勢物語の第六段に書かれている川との説がある。
地理
大阪府高槻市と京都府亀岡市との境をなす明神ヶ岳に源を発し、山間部で京都市西京区と高槻市の市境を流れた後、高槻市を南に縦断して流れ、女瀬川を高槻市中心部で合わせ高槻市南部で淀川に注ぐ。 上流部の摂津峡は名勝として知られ、花見やキャンプ、紅葉狩りなどの行楽客を集める。
中流部で旧西国街道と交わるあたりは宿場町として栄え、芥川は六宿駅の一つに数えられる。
女瀬川との合流付近から下流はやや天井川となっており、国土交通省による直轄河川となる。
流域の自治体
主な水害
- 昭和28年(1953年)9月の台風13号による淀川洪水では女瀬川との合流点付近で破堤。芥川右岸の堤防が約150mにわたって破れたため、富田町、三箇枚村、味生村(現在の摂津市別府、一津屋あたり)一帯の約1,700ha(17km²)が浸水した。
歌枕
芥川は歌枕として歌人に詠まれてきた。