色 (仏教)
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仏教における色(しき、サンスクリット:ruupa)とは、一般に言う存在のことである。「色法」と同じ意味。
仏教ではすべてが修行・禅定を前提に考えられるため、存在はすべて物質的現象と見なされる。色は認識の対象となる物質的現象の総称で、感覚器官(眼・耳・鼻・舌・身・意)によって認識する対象(「境」)の一つ。特に眼識の対象。
物質的現象であるから、諸行無常・諸法無我であり、縁起であるからこのような現象が生じている。
『般若心経』の「色即是空 空即是色」における「色」は、「色・受・想・行・識」の五蘊の一つで、「(人間の肉体を含む)全ての物質」を意味する。
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