船橋日大前駅
船橋日大前駅(ふなばしにちだいまええき)は、千葉県船橋市坪井東一丁目にある東葉高速鉄道東葉高速線の駅。駅ホーム・西口駅舎の一部は習志野台に跨る。東口駅舎は坪井東三丁目である。
駅構造
2面2線相対式ホームを持つ地下駅。主に地下であるが、ホーム東葉勝田台寄りの端は地上である。改札では東口は2004年の開業当初より2枚投入対応の、いわゆる新式の改札が導入されていた。西口も2008年10月にPASMO・Suica専用改札機が導入され、全ての改札がICカード対応改札機になった。
当駅の西口駅舎および周辺の設計、デザインは日大理工学部による。平成9年度第42回鉄道建築作品賞の運輸省鉄道局長賞、千葉県建築文化賞を受賞。また「関東の駅百選」第1回選定においても選ばれた。その後建設された東口はレンガと木で作られており、今後の人口増加を見積もり広いロータリー・タクシープールを備えている。
のりば
ホーム | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | TR 東葉高速線 | 下り | 東葉勝田台方面 |
2 | 上り | 西船橋・大手町・中野方面 |
現状
駅前に日本大学の敷地があるため、西口駅利用者はほぼ日大関係の人のみに等しい。朝夕はとても賑わい、日大関係者が沢山訪れるが、それ以外は電車が到着する直前になってもホームに人がわずかしかいないという、この鉄道の利用状況を物語っているかのような駅であった。
現在、東地区で土地区画整理事業が進んでいる。周辺の土地機構だけでなく、新しい企業も立ち上がり、周辺に住宅が少しずつ増えている。店も駅開業当初周辺に全くなかったものの、マミーマート、コンビニエンスストアをはじめ、道沿いに少しずつ増える傾向にある。さらに、2007年(平成19年)に習志野台8丁目への道路が開通し、行き来が便利になった。東口の前はかつては広い空き地であり、そこに14階建てのマンションが最終的に6棟ほど建設される予定だったが、周辺住民の同意が得られずに一旦は業者が撤退した。
その後2012年(平成24年)より東口ロータリーに直結する14階建てのマンションの建設工事が開始。「グランソシア船橋芽吹の杜」と名付けられた当マンションは2014年(平成26年)3月に完成し、入居が開始された。このときも周辺住民による反対があったが,法的には問題がないということで工事が進められた。
利用状況
2011年度の一日の平均乗車人員は7,390人である[1]。
近年の1日平均乗車人員の推移は下表の通り。
年度 | 東葉高速鉄道 |
---|---|
1998年 | 5,389 [2] |
1999年 | 5,575 [3] |
2000年 | 5,396 [4] |
2001年 | 5,412 [5] |
2002年 | 5,374 [6] |
2003年 | 5,049 [7] |
2004年 | 5,127 [8] |
2005年 | 5,396 [9] |
2006年 | 5,686 [10] |
2007年 | 6,382 [11] |
2008年 | 6,077 [12] |
2009年 | 6,731 [13] |
2010年 | 7,115 [14] |
2011年 | 7,390 [1] |
駅周辺
西口
東口
坪井を参照。
- 芽吹の杜(住宅ニュータウン)
バス路線
当駅東口にはバス発着対応のスペースはあるが、現在路線バスの発着はない。
駅東口より、ふなばしアンデルセン公園へのバスが2007年10月2日から11月4日まで走行していた。運行会社は船橋新京成バス、習志野新京成バス及び松戸新京成バスが主で、ほかにも京成グループ他社をはじめ市や県が運行するバスがあった。
なお、2012年10月1日より、平和交通の運行する東京発の深夜急行バスが運行する。(東口ロータリーには入らない)
歴史
東葉高速鉄道が計画された当初は入っていなかったが、日大が請願して計画に入れられた。計画当初は「坪井駅」という仮称がつけられていたが、日大理工学部の最寄り駅ということから、現在の駅名に決まり、請願駅として開業。
- 1996年(平成8年)4月27日 - 開業。
- 1997年(平成9年) - 「関東の駅百選」に選定。選定理由は「学園都市にふさわしい、柱がなく未来空間を構成した利用者がデザインした駅」。
- 2004年(平成16年)10月30日 - 東口が開業。
- 2008年(平成20年)10月下旬 - 西口改札にICカード専用改札機を導入。
- 2012年(平成24年)
その他
- 駅バリアフリー化が進んでいる。触知案内や音声案内が施されている。
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西口の券売機
(IC対応前) - FunanichiEastkenbai.jpg
東口の券売機
(IC対応後)