舟越桂
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舟越 桂(ふなこし かつら、1951年 - )は、日本の彫刻家である。岩手県盛岡市出身。父舟越保武も戦後日本を代表する著名な彫刻家の一人。姉は株式会社すえもりブックス社長の末盛千枝子(すえもり ちえこ、1941年 - )。
その作品は多くの美術館に展示されているほか、国際的な現代美術展への出展も多い。また、書籍の装幀などに作品が使用されるなど、その作品は多くの人々の目に触れている。現在、母校である東京造形大学において教鞭をとる。
略歴
- 1951年 - 東京芸術大学教授であった彫刻家・舟越保武の次男として生まれる。
- 1975年 - 東京造形大学彫刻科卒業。
- 1977年 - 東京芸術大学大学院美術研究科彫刻専攻終了。
- 1986年 - 文化庁芸術家在外研究員としてロンドンに滞在。
- 1988年 - ヴェネツィア・ビエンナーレ出品。
- 1988年 - 第43回サンパウロ・ビエンナーレ出品。
- 1989年 - ~ 現在 東京造形大学客員教授。
- 1991年 - タカシマヤ文化基金第1回新鋭作家奨励賞受賞。
- 1992年 - ドクメンタIX(ドイツ・カッセル)出品。
- 1992年 - 第9回シドニー・ビエンナーレ出品。
- 1995年 - 第26回中原悌二郎賞優秀賞受賞。
- 1997年 - 第18回平櫛田中賞受賞。
- 2003年 - 第33回中原悌二郎賞受賞。
- 2006年 -「森に浮かぶスフィンクス」両性具有像を発表。
- 2009年 - 芸術選奨文部科学大臣賞、毎日芸術賞受賞。
- 2011年 - 紫綬褒章受賞[1]。