口内射精
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口内射精(イラスト)
口内射精、口腔内射精(こうないしゃせい、こうこうないしゃせい)は、性的パートナーの口内へ男性が射精する行為。口淫の終了方法として古くから存在する。男性同性間においても行われる。
概要
フェラチオなど、オーラルセックスの一環として女性の口内へ男性器を挿入したまま射精したり、女性の口を開かせて口内に射精する行為。主にアダルトビデオなどの性風俗メディア、ファッションヘルスなどの性風俗産業において、または性行為の終了方法として一般化している行為である。
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ザーメンキス
アダルトビデオ
- バリエーション
- 女性が舌を大きく突き出した状態で舌の上に射精する行為を俗に舌上射精と呼ぶ。普通に口内射精しても状況によっては舌の上にたまるため区別は曖昧である。アダルトビデオやSMプレイなどでは、舌の上の精液を一度確認してから飲ませるという嗜好が散見される。一般的には、相手が口を開け大きく舌を出し、男性がその舌に向けて射精する行為を言う。欧米では顔、口、舌という明確な区分は無く、すべて顔面行為(Facial)としてまとめられている。
- 女性が口に含んだ精液を口移しにより、射精した男性本人に飲ませることを俗に「ザーメンキス」と呼ぶ(英語ではSnowballing)。
- 飲精。欧米のスラングでは「gokkun」として定着している。
飲精による身体への影響
精液にはコルチゾル、エストロン、オキシトシン、セロトニンなど、興奮作用や抗うつ効果のある物質が含まれているため[1]、経口摂取した場合一定の快感が科学的には期待できる。しかし、精液の通り道は尿道であるため、精液そのものに衛生的、生理的嫌悪感を持つ女性も少なからずいる。また、体液であるため口腔内や齲歯などの傷が存在した場合そこから感染症になる危険性がある。
性的倒錯との関連
特定の宗教文化圏においては、生殖を伴わない性行為は禁忌であった。そのためオーラルセックスによる射精はタブーを犯すものとして忌避されるとともに、好事家にとっては性的嗜好の対象にもなった。 日本国内においてはごく一般的な性行為の一部とみなされている場合が多く、性風俗店などでも特殊性癖として扱われない場合がほとんどである。