紀元前419年
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テンプレート:Yearbox 紀元前419年は、ローマ暦の年である。当時は、「ラナトゥス、ルティルス、トリキピティヌス、アクシラが護民官に就任した年」として知られていた(もしくは、それほど使われてはいないが、ローマ建国紀元335年)。紀年法として西暦(キリスト紀元)がヨーロッパで広く普及した中世時代初期以降、この年は紀元前419年と表記されるのが一般的となった。
できごと
ギリシア
- ニキアスの和約が依然として有効であったにもかかわらず、スパルタ王アギス2世は、ピロスに強力な兵力を集め、北側から夜間に行軍し、アルゴスへと向かった。同盟していたボイオーティア勢は、アギス2世の動きについていけなかったが、アギス2世は単独で、アルゴスと新たな条約を結ぶことに成功した。
演劇
- エウリピデスの悲劇『アンドロマケ (Andromache)』が上演された。
- ソポクレスの悲劇『エレクトラ』が上演された。この作品はアイスキュロスの悲劇『オレステイア』の「供養する女たち」から主題を採ったものであった。