紀元前330年
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紀元前330年は、ローマ暦の年である。
できごと
マケドニア
前年にスーサや首都ペルセポリスを占領し、アケメネス朝ペルシアの中枢を占領したマケドニア王国国王アレクサンドロス3世の東征は未だ続行中である。アケメネス朝の国王ダレイオス3世は東部諸州に逃れて再起を期したが、アレクサンドロスの追討を受け、逃亡中にバクトリアのサトラップである王族で側近の部下ベッソスによって殺害され、ここに事実上アケメネス朝ペルシア帝国は滅亡した[1]。しかしベッソスはアルタクセルクセスを名乗ってペルシア国王を自称しアレクサンドロスと敵対したため、アレクサンドロス軍は彼を追討するためさらに東へと進軍していった。
脚注
- ↑ 「増補 最新図説 世界史」p162 浜島書店 1994年2月1日増補版第2刷