紀元前196年
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テンプレート:Yearbox 紀元前196年は、ローマ暦の年である。
できごと
ローマ帝国
- カルタゴの反乱を扇動していたとローマ人に信じられていたポー平原のガリア人がついに駆逐された。
- ローマの聖職者の新しい職位tresviri epulonesが神の祭を統括する立場として選ばれた。最初の3人は、ガイウス・ルキニウス・ルクッルス、プブリウス・マンリウス、プブリウス・ポルキウス・ラエカとなった。
- コリントスで行われたイストミア大祭で、ローマの将軍で前執政官のティトゥス・クィンクティウス・フラミニヌスは、全てのギリシア人は自由で、自身の法律に支配されると宣言した。この行為によって、彼は多くのギリシアの都市で救済者として歓迎され、神と同等の尊敬を与えられた。
- フラミニヌスはスパルタ王ナビスを僭主として非難し、ナビスにアルゴスを明け渡させた。
アナトリア
エジプト
- ロゼッタ・ストーンが作られた。これはプトレマイオス朝時代の石碑で、ヒエログリフとデモティックという2種類の古代エジプト文字及び古代ギリシア文字で書かれた。古代ギリシア文字を翻訳することで、碑文はプトレマイオス5世の戴冠式の時の王の命令を記録したものであることが解読された。