紀元前181年
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
テンプレート:Yearbox 紀元前181年は、ローマ暦の年である。
出来事
エジプト
- 24年間の治世の末、プトレマイオス5世が毒殺され、古代エジプトの勢力と影響力は衰え、キプロスとキレナイカを除く海外領土の多くを失った。長男のプトレマイオス6世が後を継いだが、幼児であったため、母親のクレオパトラ1世が摂政を務めた。
ローマ帝国
小アジア
- ポントスのファルナケス1世がペルガモン王国のエウメネス2世とカッパドキアのアリアラテス4世を攻め、大軍でガラティアに侵攻することを決心した。しかしエウメネスはこれに対抗し、戦争の原因を調べるようローマ元老院の命を受けたローマの外交官が到着するとすぐに戦闘は停止した。ペルガモン王国で交渉が行われたが結論は出ず、ファルナケスの要求はローマに却下された。結果として、ポントスとペルガモン王国、カッパドキアの間の戦争は再発した。