竹内外史
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竹内 外史(たけうち がいし、1926年1月25日 - )は、日本の数学者、論理学者。専門は数理論理学。石川県出身。東京大学理学部数学科卒業。東京教育大学教授、イリノイ大学教授を歴任。
プリンストンでゲーデルに直に教わり、内気なゲーデルが心を明かせる数少ない人だった。論理学者のゲオルク・クライゼルは親友である。
長くイリノイ大学で教鞭を執る。その間、実数論の無矛盾性の証明を試みる。
一般向けに書いた、講談社ブルーバックス刊の『集合とはなにか』は名著とされる。
著書
- 『現代集合論入門』
- 『集合とはなにか : はじめて学ぶ人のために』
- 『線型論理入門』
- 『数学から物理学へ』
- 『無限小解析と物理学』
- 『リー代数と素粒子論』
- 『ゲーデル』
- 『数学基礎論の世界』
- 『直観主義的集合論』
- 『層・圏・トポス 現代的集合像を求めて』
- 『線型代数と量子力学』
- 『証明論と計算量』
- 『数理論理学 語の問題』
- 『証明論入門』(八杉満利子と共著)
- Proof Theory, Studies in Logic and the Foundations of Mathematics, Vol. 81
- Two Applications of Logic to Mathematics
- Introduction to Axiomatic Set Theory、シュプリンガー・フェアラーク