福島稲荷神社

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福島稲荷神社(ふくしまいなりじんじゃ)は福島県福島市宮町にある神社である。市街地の中心部にあり、大祭や初詣で多くの市民が訪れる。

祭神

配祀

境内社として古峯神社、足尾神社、聖徳太子神社がある。

由緒

永延元年(987年)、安倍晴明が奥州に下向した際、信太明神を勧請したことに始まる(現在の神社の由緒書きでは伊勢の外宮の豊受比売大神を勧請したとする)。承安元年(1171年)晴明の孫の安倍晴明が社殿を改築した。

天正慶長の兵火で焼失するが、寛永元年(1624年)板倉重憲が社殿を修営。福島藩主・堀田正仲が元禄2年(1689年)に本殿、同5年に拝殿を再建した。元文5年(1740年)同じく福島藩主の板倉勝里が社殿を造営した。

明治28年(1895年)県社に昇格する。現在の社殿は明治神宮宝物殿や神田神社の設計、日光東照宮の修理などを手がけた大江新太郎の設計によるもので、昭和13年(1938年)に竣工した。

史跡

世良修蔵墓。神社北東にある。

例大祭

例祭は10月9日で、体育の日(10月第2月曜日)を含む土・日・月曜日に連山車などの神賑行事が行われる。

アクセス

福島駅東口から福島交通路線バスももりん1コース上町バス停下車。

外部リンク

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