神智学協会
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神智学協会(しんちがくきょうかい)は、ロシア帝国生まれのブラヴァツキー夫人が興した神秘思想結社。結成当時は多くの人に影響を与えた。
神智学協会の目的
- 人種、信条、性別、階級、皮膚の色の相違にとらわれることなく、人類の普遍的同胞愛の中核となること。
- 比較宗教、比較哲学、比較科学の研究を促進すること。
- 末だ解明されない自然の法則と人間に潜在する能力を調査研究すること。
概略
1875年、ブラヴァツキー夫人、ヘンリー・スティール・オルコット(1832年 - 1907年)、ウイリアム・ジャッジが中心となって、ニューヨークで神智学協会が設立された。初代会長は、オルコットが務めた。
1902年、会員の一人ルドルフ・シュタイナーが神智学協会のドイツ支部を設立して、事務総長に就任。
1912年、神智学協会の第2代会長であったアニー・ベザントがインドの少年ジッドゥ・クリシュナムルティを世界教師(=キリストの再来)とする動きに反発し、ルドルフは神智学協会を脱会。新たに人智学協会(アントロポゾフィー協会)を設立した。
1929年、クリシュナムルティ本人が「真理は集団で追求するものではない」との考えに基づき、ベザントが彼のために設立した星の教団を解散する宣言を行った。
日本における神智学
日本における神智学協会の活動は、1971年、田中恵美子が自ら主催する「綜合ヨガ・竜王会」内の内部部門として神智学協会日本支部である「神智学協会ニッポン・ロッジ」を作ったことではじまる。
神智学協会ニッポン・ロッジの初代会長、田中恵美子が1995年に没した後、1996年から2003年まではジェフ・クラークが第2代会長を務めた。
2003年以降、神智学ニッポン・ロッジは、総合ヨガ・竜王会と完全に分かれ、インドのアディヤールに本部がある神智学協会の直属の下部団体として活動をしている。
参考文献
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