田老駅
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田老駅(たろうえき)は、岩手県宮古市田老字小林にある三陸鉄道北リアス線の駅である。また、当駅は日本の私鉄で最東端の駅である。
構造
島式ホーム1面2線を有する地上駅である。また、2番線の前にはもう1線ある。
- のりば
1 | ■北リアス線 | 宮古方面 |
2 | ■北リアス線 | 小本方面 |
かつて田老町観光協会が受託する簡易委託駅であり、出札窓口などを備える「田老物産観光センター」を駅舎として有していたが、東日本大震災によりその駅舎は外壁を残して全壊、更に駅舎とホームの間を結ぶ階段も瓦礫で埋め尽くされたほか、駅周辺の一部箇所で津波に晒されたテンプレート:Refnest[1][2]。
その後、駅舎は取り壊され、現在は完全な無人駅と化している[注 1]。
駅舎再建に関して、三鉄線内に於いて震災により駅舎を失った駅のうち、例えば当駅と同じく北リアス線内に所在する島越駅については2013年12月に再建着工し2014年7月27日に再建された新駅舎にて業務を開始しているが、当駅については当駅を保有する宮古市が、新駅構想の存在を理由に再建するか否かは未定としている[3]《尤も、宮古市が設置している田老地区復興まちづくり検討会に於いては、当駅の位置に関して現在位置のまま維持するか否かで意見が分かれている模様[4]》。
一方、当駅を擁する田老地区に於ける将来の具体像について意見交換をし宮古市に対し提言すべく地元住民らにより発足した田老地区復興まちづくり協議会[5]は、鉄道利用者の列車待ちのためのスペースを提供する観点から駅舎は必要である、と提言、現在の当駅前に駅舎設置を要望する意向を示している[6]。
利用状況
乗車人員推移 | |
---|---|
年度 | 1日平均人数 |
2008 | 176 |
2009 | 173 |
2010 | 154 |
2011 | 94 |
2012 | 99 |
駅周辺
- 岩手県立宮古北高等学校
- 県道177号有芸田老線
- 国道45号
- 三王岩
- 宮古市役所田老総合事務所(旧・田老町役場)
- 田老郵便局
- 宮古市立田老第一小学校
- 岩手県北バス「田老駅前」停留所
歴史
- 1972年(昭和47年)2月27日 - 日本国有鉄道宮古線の終着駅として開業。
- 1984年(昭和59年)4月1日 - 第三セクターの三陸鉄道に移管。当駅 - 普代間が延伸開業。
- 2011年3月11日 - 東日本大震災により北リアス線が全線不通に。当駅前一帯が津波で大きな被害を受けて線路上に瓦礫が散乱するも、ホームの倒壊は免れた。
- 2011年3月20日 - 宮古駅 - 当駅間の運行再開に伴い、営業を再開。
- 2011年3月29日 - 当駅 - 小本駅間の運行が再開される。
- 2014年4月6日 - 北リアス線全線運転再開[7]。
隣の駅
脚注
注釈
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出典
- ↑ テンプレート:Cite journal《→アーカイブ》
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- ↑ テンプレート:Cite news《→アーカイブ》
- ↑ テンプレート:Cite report《→アーカイブ》
- ↑ テンプレート:Cite news《→アーカイブ》
- ↑ テンプレート:Cite web《→アーカイブ》
- ↑ テンプレート:Cite news《→アーカイブ》