熊ヶ根駅
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熊ヶ根駅(くまがねえき)は、宮城県仙台市青葉区熊ケ根字檀の原一番にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)仙山線の駅である。
駅構造
単式ホーム1面1線を有する地上駅。ホームと待合室は駅の北東にあり、入り口はこの1か所である。南西側は広瀬川で人家がない。愛子駅管理の無人駅で、ホーム入口に簡易自動券売機がある。当駅はSuica取り扱いに対応しておらず、簡易Suica改札機の設置は無い。また公衆便所もない。
JRの特定都区市内制度における「仙台市内」の駅である。
利用状況
1日平均乗車人員は、1960年代には400人台で推移したが、1970年代から減少した。2007年度には105人になった。仙台市立広陵中学校の最寄り駅であり、作並駅から熊ヶ根駅にかけて通学している生徒も利用している。
乗車人員推移[1] | |||
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年度 | 一日平均 乗車人員 |
貨物発 | 貨物着 |
1957年 | 299 | 1.3t | 1.5t |
1958年 | 275 | 1.7t | 18.1t |
1959年 | 285 | 3.3t | 13.7t |
1960年 | 335 | 6.7t | 12.6t |
1961年 | 362 | 10.6t | 2.5t |
1962年 | 410 | 4.2t | 4.6t |
1963年 | 451 | 4.7t | 5.3t |
1964年 | 425 | - | - |
1965年 | 464 | - | - |
1966年 | 451 | - | - |
1970年 | 261 | - | - |
1975年 | 224 | - | - |
1977年 | 215 | - | - |
1978年 | 207 | - | - |
1979年 | 217 | - | - |
1980年 | 221 | - | - |
1981年 | 224 | - | - |
1982年 | 218 | - | - |
1983年 | 197 | - | - |
1984年 | 187 | - | - |
1985年 | 148 | - | - |
1986年 | 139 | - | - |
1999年 | 113 | - | - |
2000年 | 102 | - | - |
2001年 | 104 | - | - |
2002年 | 119 | - | - |
2003年 | 118 | - | - |
2004年 | 117 | - | - |
2005年 | 107 | - | - |
2006年 | 111 | - | - |
2007年 | 105 | - | - |
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駅周辺
熊ケ根地区の町の西の端にある。駅の北に線路とほぼ並行して国道48号が走る。国道をはさんだ駅前にセブンイレブンがあるが、駅前商店街と呼べるものはない。ちなみにこのセブンイレブンは国道48号仙台側の最後のコンビニであり、次のコンビニは29km先の山形県東根市猪野沢にある。
水田を隔てて仙台市立広陵中学校が駅から見える。東方には熊ヶ根郵便局がある。駅の南東にある第二広瀬川橋梁(熊ヶ根鉄橋)と熊ヶ根橋は、高い河岸段丘をまたぎこすため川面からの高さが約50mあり、全国でも有数の高さである。
なお、熊ヶ根赤沢山のほうでは、そば店があり、その先に山道があるのがみられる。
- 熊ヶ根郵便局
- 塩流神社
- 仙台ハイランド - かつて最寄駅は隣の西仙台ハイランド駅だったが同駅は廃止されたため、当駅に電話による送迎案内が掲示されている。
- 仙台市営バス『熊ヶ根駅前』バス停
- [S840]仙台駅前、[63][65]白沢車庫前、[840]作並温泉、[843]熊ヶ根関、[63]八ツ森・作並駅、[65]八ツ森
歴史
- 1931年(昭和6年)8月30日 - 開業。
- 1937年(昭和12年)11月 - 行違いを行うための線路とホームを増設。
- 1971年(昭和46年)4月1日 - 構内配線棒線化、無人化。
- 1983年(昭和58年)8月7日 - 駅舎改築。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、東日本旅客鉄道の駅となる。
隣の駅
- 東日本旅客鉄道
- テンプレート:Color仙山線
- テンプレート:Color快速(A快速・B快速・C快速)
- 通過
- テンプレート:Color普通
- テンプレート:Color快速(A快速・B快速・C快速)
脚注
参考文献
- 宮城町誌編纂委員会『宮城町誌』本編、宮城町役場、1969年。
関連項目
外部リンク
テンプレート:Navbox- ↑ 1957年から1966年までは『宮城町誌』本編697頁。