無量寿寺 (知立市)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
テンプレート:日本の寺院 無量寿寺(むりょうじゅじ)は、愛知県知立市にある臨済宗妙心寺派の寺院。山号は八橋山(やつはしさん)。
所在地
歴史
- 704年(慶雲元年) - 慶雲寺として創建する(寺伝によるところ)。
- 822年(弘仁12年) - 密円が現在地に移転させ、真言宗の無量寿寺として整備したされる。
- 1812年(文化9年) - 方巌売茶(ほうがん ばいさ)翁により再建が行われ、同時に杜若庭園も完成した。
- 1913年(大正2年) - 本堂が焼失する。
- 1917年(大正6年) - 焼失した本堂が再興される。
境内
- 日吉山王社 - 704年(慶雲元年、無量寺の創建に際し、山門鎮護の神として日吉山王宮より勧請したという
- 杜若庭園(八橋かきつばた園) - 江戸時代末期に方巌売茶が整備
- 八橋史跡保存館 - 当寺に伝わる文化財を保存
文化財
- 愛知県指定文化財
- 方巌売茶竹製笈 - 江戸時代
- 知立市指定文化財
- 杜若姫供養塔 - 在原業平を追って想い叶わずに自殺したとされる小野篁の娘杜若を祀る
- 亀甲碑(八橋古碑) - 荻生徂徠の弟子が在原業平の逸話を書き付けた
- 芭蕉連句碑 - 安永6年(1777年)、松尾芭蕉が立ち寄った際の句を下郷学海が建立
八橋かきつばた園
八橋のかきつばたは、平安時代の歌人在原業平が、「からころも きつつなれにし つましあれば はるばるきぬる たびをしぞおもふ」と、句頭に「かきつばた」の5文字をいれて詠んだように伊勢物語の昔から知られるかきつばたの名勝地である。
庭園の面積約13,000㎡、16の池(5,000㎡)に約3万本のかきつばたが植えられている。
行事
アクセス
画像一覧
- Hiyoshi-Sannou-Sha, Chiryuu 2012.JPG
日吉山王社
- 無量寿寺かきつばた園.jpg
かきつばた園
- Yatsu-hashi bridge.JPG
復元された八橋、奥は在原業平の像