澤瀉十種(おもだかじっしゅ)は、昭和50年(1975年)に三代目市川猿之助が撰した澤瀉屋・市川猿之助家のお家芸。
祖父の二代目市川猿之助(初代市川猿翁)が創作して初演した舞踊に、三代目自身が演出した舞踊を加えたものである。これに先立つ「猿翁十種」とは異なり、こちらは祖父・孫の二代にわたる猿之助の創作舞踊なので、屋号の澤瀉屋をこの名称に冠した。