源季遠

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索

源 季遠(みなもと の すえとお、生没年不詳)は平安時代後期の武士歌人平忠盛平清盛の郎党。子に、平家の侍大将の大夫判官飯富季貞らがいる。

歌人として

勅撰和歌集詞花和歌集)に、子の源季貞(千載和歌集)とともに入選しているが、著名な歌人ではない。

代表歌

いかなれば氷はとくる春かぜにむすぼゝるらむ青柳の糸 (『詞花和歌集』)

武士として

平家の郎党であったという以外にはわかっていない。子の季貞は領地経営から後方支援、前線指揮までこなす優れた武将であったが、季遠には、それに類する逸話は残っていない。

経歴

二条天皇の皇太子時代に帯刀舎人後白河天皇時代に北面武士。 右兵衛尉、安芸守、信濃守を歴任。

家族構成