清水玲子
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テンプレート:Sidebar with collapsible lists 清水 玲子(しみず れいこ、1963年3月26日 - )は、日本の漫画家。兵庫県生まれ、熊本県熊本市育ち。血液型はB型。
来歴
1982年、『フォクシー・フォックス』で「第9回ララまんがハイ・スクール(LMHS)」佳作受賞。1983年、『LaLa』(白泉社)掲載の『三叉路物語(ストーリー)』でデビュー。2002年、『輝夜姫』で第47回小学館漫画賞受賞。
プライベートでは一児の母。2005年7月に女児を出産した[1]。
作品
代表作は『輝夜姫』『月の子 MOON CHILD』『秘密 ―トップ・シークレット―』など。SF仕立ての作品が多い。また、スター・システムを用い、同一のキャラクターを複数の作品に登場させている。
グロテスクな描写や人肉食、同性愛、クローン人間、近親愛、猟奇殺人といった禁忌をテーマにした作品が多い。作中、性的に際どい描写も多いが具体的に描いたことはなく、それを示唆する程度に留めている。
登場人物たちは特に初期の頃はお気に入りのアーティストをモデルにすることが多かった。作品の主人公・ヒロインはほとんどが美形キャラばかりだが、後期の作品になるにつれてそうでないはない不細工なキャラも登場することが増えていく。
積極的に最先端科学技術を作品に盛り込むことが多く、その最たるものが『クローン技術』をテーマにした『輝夜姫』と、脳に刺激を与えることで記憶を再生するMRI捜査をテーマにした『秘密 ―トップ・シークレット―』。
『秘密 ―トップ・シークレット―』では描かれた当時の世相や社会問題について積極的に踏み込んで挑戦している。
作品リスト
- 1982年
- 1983年
- 三叉路物語(LaLa 2月大増刊、白泉社)
- キス ミー バンパネラ(LaLa 7月大増刊、白泉社)
- 男の子女の子(LaLa 12月大増刊、白泉社)
- 1984年
- 清水玲子の今昔物語(LaLa 12月号、白泉社)
- 100万ポンドの愛(LaLa 5月大増刊、白泉社)
- チェンジ(LaLa 8月大増刊、白泉社)
- ヒューネラル マーチ(LaLa 12月大増刊、白泉社)
- 1985年
- 1986年
- 1987年
- ミルキーウェイ2(LaLaDX 秋の号、白泉社)※ジャック&エレナシリーズ
- 1988年
- 1989年
- 千の夜(LaLa SUMMER CLUB、白泉社)※ジャック&エレナシリーズ
- 1990年
- 天使たちの進化論(LaLa AUTUMN CLUB、白泉社)※ジャック&エレナシリーズ
- 1993年
- 1996年
- MAGIC(LaLa 9・10月号、白泉社)
- 1997年
- WILD CATS(1997年 - 2000年、LaLa、白泉社)コミックス全1巻
- 1999年
- 秘密 ―トップ・シークレット―(1999年 - 、MELODY、白泉社)コミックス1 - 10巻
清水玲子画集
- ARIA(1990年4月発行、白泉社)
- WALTZ(1995年6月26日発刊、白泉社)
- 輝夜姫(2002年10月2日発刊、白泉社)
CDドラマ
その他
- ミラクルタロット -マニュアルブック-(1994年11月発行、白泉社)
- ナマケモノのスキューバダイビング(1996年 - 1998年、PUTAO、白泉社)
アシスタント
文献
外部リンク
脚注
テンプレート:Manga-artist-stub- ↑ 『[[MELODY (雑誌)|]]』2005年10月号参考。