歯髄充血(しずいじゅうけつ、pulp hyperemia)とは歯髄疾患の一つで歯髄内の血管に血液がたまること。充血と言うが、通常、歯髄充血では充血と鬱血を区別しない。可逆性の歯髄疾患であり、歯髄炎の初期症状として、歯髄炎に分類される場合もある。
症状
自発痛無し。冷熱刺激により疼痛を持つ[1][2]。原因を除去すれば疼痛は持続しない[2]。長引くと歯髄炎に移行する事もある。
原因
う蝕の細菌を原因とするものの他、歯の切削時の摩擦熱や刺激、口腔内の温度の急変などがある。
治療
通常は、歯髄鎮痛消炎療法、覆髄法等で経過観察を行う[1][3]。回復しない場合は抜髄を行うこともある。
脚注
- ↑ 1.0 1.1 小木曽, p.118
- ↑ 2.0 2.1 前田、p.96
- ↑ 林, p.157
参考文献
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