次々商法

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索

次々商法つぎつぎしょうほう)とは、何らかの悪徳商法の被害者に対して、次々と別の業者(同じ業者のこともあるが)が接近してきて、色々な契約を締結させる商法のことをいう。「次々販売」ともいう。販売の方法としては、訪問販売あるいは電話勧誘販売などとなる。

別の業者が次々と接近してくるのは、業者間で、騙されやすい人や契約を断りきれない人等の個人情報(「カモリスト」という)が交換されているからとされる[1]

高齢者や初めて実家を離れたばかりの大学生若者など、1人暮らしの人が被害に遭いやすく、布団着物宝石浄水器掃除機健康食品リフォーム絵画、英会話教材、パソコン教材などの次々商法が代表的である。

学生や若者、高齢者の場合、契約後、家族や身近な人には相談しないように念を押されることが多く、これはクーリングオフ期間中の解約をさせないのが目的である。

この商法は、訪問販売あるいは電話勧誘販売のため、特定商取引法に基いてクーリングオフできる場合がある。

1度購入した顧客に対し、季節限定イベントなどと称し、各季節(夏イベント、クリスマスイベント、バレンタインイベント)のイベント時期に販売することもある。

TVなどで有名芸能人などを起用しCMを行っている大手メーカーでも行われている。

出典

  1. クレジット会社:悪質商法を助長 「審査どんどん通す」

関連項目